2018年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

環境, 福祉, 持続可能な生産と消費, 健康, 食育

① 本校のESDの特徴

本校のESD・ユネスコスクールとしての活動は、カボチャの農園活動を軸とした農園活動です。カボチャの種を植え、芽を出させ(芽立て)、教室の発芽ポットで育て、双葉から本葉になったら、農園への移植時期を迎えます。農園作りは、環境委員会生徒やボランティア生徒の力も借りながら、地域の方が、たい肥、肥料、土壌改良材などを入れた畑を、トラクターで耕し、ロータリーで整地してくれます。本校業務主事の農業指導もいただき、畝をつくり、マルチシートを張り、全校生徒で、苗を移植します。水やりや草取りが重要な移植後一ヶ月程度の当番やボランティアを学級ごとに組み、カボチャは農園で花を咲かせ実をつけます。また、特別支援学級では、新たに畑を耕し、ジャガイモや各種野菜を植え、農業実習も継続しています。

② 地域に根ざした環境教育

全校生徒で収穫したカボチャや特別支援学級の生徒により収穫した野菜は、二次的な利用に取り組んでいます。

カボチャは磨いて陰干しし、①販売(PTAバザー販売・市農政部やJAの協力による特別支援学級生徒の全日空オープンゴルフ大会での販売実習・今年度よりユネスコカレンダー市でも販売)②カボチャを使った調理実習やPTAお菓子づくり③寄贈(高等養護学校・児童センター・高齢者や障がい者福祉施設・給食センター)用のカボチャは、生徒会事務局員や環境委員の手により、本校で育てたカボチャとして、近隣の関係機関で喜ばれています。給食センターでは、カボチャを利用したスープやデザートを市内の給食に出してくれます。4年目になるジャガイモづくりは、3種類のジャガイモを収穫、袋詰め、商品としてのパッケージデザイン等を学習し、市の農政部のご協力により、ANA OPENの観戦に訪れた全国のお客さんに「輪厚へようこそ」というメッセージタグとともに販売実習することができ、キャリア教育という視点でも大きな学習素材となっています。

来年度の活動計画

人・自然・地域に学ぶ 

「ふる里の味づくり心づくし」ESDかぼちゃ農園活動

(1)芽立て集会        5月13日

(2)かぼちゃ園土起こし・整地 5月25日  地域農家のご協力

(3)移植集会          6月11日

(4)収穫・畑の整地・鶴撤去等 9月18日~ 

(5)ANAOPENでの販売 9月13日

学校祭での販売      9月28日

地域施設へ寄贈・市内給食への提供 10月3日 

(6)リサイクルカレンダー市での販売   1月9日~10