2018年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

国際理解, 平和, 人権

本校は、「生徒一人ひとりを大切に」を基本理念として、ESDを広い意味での「人権教育」と捉え、ESDの実践を通して「自分や他者を大切にする」力の育成に努めている。

具体的には、「人権教育」、「国際交流」、「大阪ユネスコスコールネットワークの活動」を活動の三本柱にしている。

①  「人権教育」に係わる学習

◯今までに多くの偏見や差別を受けて生きてきた人たち(スタージウェーバー症候群・低身長など)を題材にしたさまざまな映像を見せる。

◯自分の意見をプリントにまとめさせ、他人と意見交換させることで多様な価値観に触れさせる。

◯個人の人権感覚を高め、他者を尊重することを学ぶ。

②  「国際交流」に係わる学習

◯留学生との交流(第2学年)

留学生との出会い・交流を通して、文化の異なる人々と直に触れ合うことの喜びを体験し、また異文化への共感的理解を深める。

  ・留学生との学びあいを通して、自己と他者のつながりや、社会の中での自分の価値とあり方について考える。

 ・交流の企画、準備等を通して、能動的、積極的な態度を身につける。また、本学習を通して、将来の目標を前向きに考えるよう働きかける。

 

 

③  「大阪ユネスコスクールネットワークの活動」に係わる学習

◯大阪経済大学留学生夏まつり(77日)

日中ESD交流会準備セミナー(全6回)

来年度の活動計画

地域の小中学校等とネットワークを構成し、活動を行っていきたい。特に、コリアンタウン巡りやそこに住む方との交流を通じて、その方々の思いを聞く取組みを行う予定である。また、地域の大学と連携し、留学生との交流を通じて、多様な生活や文化があることを知る取組みを行っていきたい。

 学校全体としては、ESDの後継プログラムであるGAPの理解と「市民レベルから」というキーワードを大切にしながら“身近で自分たちでもできること”を生徒に問いかけ、その解決に向けて、“自分たちは何ができるか”を考えさせることで行動につなげていきたい