2018年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

生物多様性, 環境, 平和, 人権, 福祉, 減災・防災, 世界遺産・地域の文化財等, 健康, 食育

小松市JA(苗代支店)のご支援と地元農家のご指導の下、「米作り体験事業」として第五学年の児童が五月の田植え、夏休みの稲観察、9月の稲刈り、10月のもちつきを行いました。理科の種子の成長や社会科の日本の農業についての学習と関連付けながら学習を展開することができました。その際、農家やJAの方から米作りの苦労や工夫についてお話をお聞きする機会もあり、地域の産業や環境に子どもたちは関心を持つことができました。稲刈りの時は、鎌を使っての手作業に加えて、機械(コンバイン)による脱穀作業もさせてもらうなど、今と昔の作業方法の変化にも気づき、持続可能な農業への視点を持つことができました。特に、家庭科の授業で収穫したおにぎりして食べたり、学校行事でもちつきを子どもたちが行い、地域の皆さんにも食べて頂いたことで、多くのふれあいの場をもつことができました。地域の学校田での活動は、単に米作りを行うだけでなく、田に住む生き物について学べる環境学習にもなりました。また、農業を中心に栄えてきた町の歴史にもつながり、ふるさとの良さを再発見するきっかけにもなりました。

来年度の活動計画

第4学年、第5学年の対象に、町に古くから伝わる伝統文化(がめつき音頭<4年>蓮代寺太鼓<5年>)について、総合的な学習の時間を活用し、地域の先生からその技能について教えて頂く。町の運動会(5年)、蓮小フェスタ(4、5年)、新入学生への蓮代寺太鼓紹介(5年)などの発表の場では、練習の成果を観て頂く予定になっている。「世界遺産や地域の文化財等に関する学習の観点からこの学習を展開し、ふるさとを愛する気持ちつなげることをねらいとしている。