2018年度活動報告
本年度の活動内容
エネルギー, 環境, 福祉, 減災・防災, 健康, その他の関連分野
本校は、「地域の暮らしを見つめ地域や社会の一員としてよりよく生きる」を学校統一テーマとしている。ESDを、身近な学校生活の中にある良さを今までとは異なる角度から見付ける機会と捉えている。ESDの理念に基づいた実践を通して、今を生きる力の育成を目標とした。
具体的には、①郷土に関する活動(1年時)、②環境に関する活動(2年時)、③福祉に関する活動(3年時)、④防災に関する活動(3年時)を行った。
① 郷土に関わる活動(1年時)
新居浜市を代表する産業文化である別子銅山へ、毎年、登山を行っている。実際に山登りをすることで、当時そこで働いていた人々のいぶきを感じることができた。登山に先立って、新居浜南高等学校ユネスコ部による出前授業や、パンフレットをもとにした調べ学習を行い、当日の活動がより有意義なものになるようにした。山頂への道を踏破した生徒達の表情は、さわやかであった。
② 環境に関する活動(2年時)
本校では各学期に数回ペットボトルキャップ回収を行い、集めたペットボトルキャップを地域の活動団体に持ち込み、ワクチンに換える活動を行っている。昨年度までの活動に加え、今年度は9月~12月の毎月ペットボトル回収を行い、生徒会や2年生が主体となって全校へ活動の参加を呼び掛け、毎月たくさん回収し、ワクチンに換えることができた。
③ 福祉・防災に関する活動(3年時)
全ての人にとって住みよい環境づくりについて、ユニバーサルデザイン、障がい者の福祉、防災(地震、水害等)を手掛かりとして学習した。
来年度の活動計画
来年度も今年度と同様の活動を継続する計画である。
総合的な学習の時間の学習では、毎年度統一された学習内容を継続することで、後輩生徒が先輩生徒の学習活動を手本にしたり、教師が見通しをもって指導しやすいという利点がある。また、過年度の指導内容の中にある新たな価値に気付いたり、これまでの内容を深化させたりするとともに、ESDの視点に立った新たな教材開発や学習テーマの設定を見直していく予定である。