2018年度活動報告
本年度の活動内容
環境, 減災・防災, 世界遺産・地域の文化財等, 食育, エコパーク
本校は、「田井学」を活動テーマとして、保護者や地域の方と一緒に環境教育を進め、伝統文化の継承に力を入れている。ESDの実践を通して、「ふるさと田井を愛し、世に役立つことを喜びとする子」の育成を目指している。
具体的には、環境教育、伝統文化の継承を柱に、①保護者や地域と協働で取り組む田畑体験活動、②委員会によるエコ活動やリサイクル活動、③全校児童や緑の少年団が中心となって取り組む緑化活動、④伝統文化継承活動としての「稚児舞」、⑤伝統文化継承活動としての「みつば太鼓」を行った。
① 保護者や地域と協働で取り組む田畑体験活動
学校の田畑でもち米や野菜を育て、収穫した。田植えや稲刈り、畑の肥料や野菜の世話の仕方などは、地域ボランティアの方に指導していただいた。12月には、お世話になった皆さんを招待し、収穫祭を行った。臼と杵でついたもちや学校で収穫した野菜で作ったおでんをいただきながら、地域の方に感謝の気持ちを伝えた。
② 委員会によるエコ活動やリサイクル活動
委員会の子どもたちが中心となって、環境保全と社会貢献を目指して、児童や職員、保護者、地域の方に呼び掛け、トイレットペーパーやセロテープなどの巻芯、ペットボトルのキャップ、ダンボールなどを回収し、郵送などによりそれぞれの関係先(引受先)に届けた。
③ 全校児童や緑の少年団が中心となって取り組む緑化活動
縦割り班で、春と秋にプランターへの花植えを計画・実施した。玄関を花で飾り、訪れる人の目を楽しませた。
緑の少年団は、緑化推進を図るために見附市内で街頭募金活動を、校内では児童・職員を対象に募金活動を行った。また、沿道の花壇やプランターの植栽を行い、マリーゴールドやプランターのミニヒマワリは、道行く人を和ませた。
④ 伝統文化継承活動としての「稚児舞」
低学年の子どもたちは、地域の伝統の舞である「稚児舞」を地域の方(保存会の方)から教わり、「みつばふれあいまつり」(学習発表会)で発表した。
⑤ 伝統文化継承活動としての「みつば太鼓」
4年生以上の子どもたちが、地域の方から太鼓演奏の指導を受けながら、主に課外活動として活動している。今年は、創立記念集会や学習発表会といった校内での発表だけでなく、見附市小学校音楽祭や見附まつり、市立病院祭など、校外においても数多く演奏を行った。また、「椿澤町秋の祭典」やすずらんの園「新春を祝う会」に参加するなど、地域でも発表した。子どもの実態や演奏時間に応じたアレンジを加え、毎回違った演奏を披露した。
来年度の活動計画
今年度と同様の活動を継続していく。
全校で行う活動、委員会ごとに行う活動、緑の少年団や各学級を中心に行う活動など、活動ごとに分担して行っていく。また、どの活動においても、保護者や地域の方と協働して、地域が一体となって活動を進めていく。