2018年度活動報告
本年度の活動内容
環境, 平和, 人権, 福祉, 減災・防災, 世界遺産・地域の文化財等, 健康
本校は、「かがやく命を育むプロジェクト」を学校理念として、安全に行動し、家族や仲間、地域のために進んで貢献する児童の育成を目標に掲げた。実際には、命の教育や地域に関わる教育を柱に、①防災に係わる活動、②地域の伝統行事に係わる教育、③環境に係わる学習を行った。
① 防災に係わる活動
本校は「亀っ子防災隊」という組織を児童と教員そして地域で結成しさまざまな防災活動に取り組んでいる。自分の命を自分で守ること、そして、地域で団結して地域の防災力を高めていくことが目的である。
「亀っ子防災隊」の取り組みとして、「避難済札・要救助札」を全校児童にも作成を呼びかけ、地域に配り、災害時の避難に役立ててもらえるようにした。また、夏休みを利用し、名古屋市の港防災センターを見学し防災についての見聞を深めた。
昨年までは、8月に学校の体育館を開放し、避難所生活体験を1泊2日で行っていたが、今年度は地域の公民館を利用した避難所生活体験を行った。学校の行事でなく、地域で運営する避難所生活体験訓練にも参加した。11月に行った市主催の地区防災訓練にも参加し、非常電話体験、白玉団子作り・振る舞い、防災倉庫見学など、運営の手伝い係りとして貢献した。
② 地域の伝統行事に関わる活動
半田市には古くから、「山車まつり」という伝統行事がある。亀崎にも5台
の山車が存在し、地元を大いに盛り上げる。春になると、町全体がまつりムードになる。その環境の中育ってきた子どもたちも同様である。亀崎の山車まつり「潮干祭」は、毎年ゴールデンウィークに行われ、たくさんの訪問客で町が大きな盛り上がりを見せる。
亀崎で生まれ育った子どもたちは、自分の生まれ育った地区の山車のことが好
きで、誇りをもっている。山車のことを詳しく知っている子どもも多く、伝統行事に対する関心が高い。特に小学3年生では総合的な学習の時間を利用し、伝統行事に関わる学習を進めている。
③ 環境に関わる活動
本校は、たくましく、心豊かに生き抜く主体的な人間の育成を教育目標とし、「花・歌・あいさつ そして かがやく命」を合い言葉に、地域に根ざした学校
を目指して、様々な教育活動を進めている。環境に関わる活動としては、「花」
の生長を、子どもたちの成長に照らし合わせ、ともに伸びる喜びを教師と児童で感じている。学校での実際の取り組みは、「一人一鉢運動」である。パンジーやビオラを育て、豊かな心の育成を図っている。5月には、潮干祭の会場や亀崎の駅周辺を、育てた花で飾る。お祭りの訪問客からも、絶大な評価を得ている。
また卒業式には、育てた花で卒業生の花道を飾り、卒業生へのお祝いの一つとしている。
来年度の活動計画
[ 5月]・地域も花いっぱい活動
[ 6月]・消防操法大会に参加
・地域の伝統文化や行事の学習
[ 7月]・地元企業の防災活動に参加
・防災キャンプを実施
[10月]・防災講話
[11月]・地域の防災訓練に参加
[12月]・「避難札」を地域に配布
[ 2月]・地域の減災イベントに参加
(通年)・花いっぱい活動