2022年度活動報告
本年度の活動内容
世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 人権, 福祉
本校は、2016年にユネスコスクールの認定を受け、総合的な学習の時間を中心に、人と社会・自然・世界と関わる力の育成を目標とした。具体的には、金沢との関わりを柱に、①伝統、歴史に係わる活動、②福祉、人権に係わる教育について取り組んだ。
①伝統に係わる活動
〈食文化〉(3年生)
和菓子工場の見学や和菓子作り体験を通して、職人が伝統を守っていくために、誇りを持って和菓子作りをしていることを知ることができた。
〈金沢の偉人〉(4年生)
ふるさと偉人館を訪ね、興味を持った偉人について、調べたことを新聞にまとめ、発表した。まとめていく中で、金沢にはいろいろな分野に渡り、多くの偉人がいることを知ることができた。
〈伝統工芸〉(4年生)
金沢和傘、加賀友禅、金沢箔など興味を持った伝統工芸について調べた。金沢には多くの伝統工芸が受け継がれていることに気づき、その受け継がれてきた高い技術と人々の思い等、金沢の伝統工芸の魅力が伝わるようプレゼンテーションにまとめることができた。
〈歴史、伝統工芸・伝統文化〉(6年生)
金沢が「歴史都市」「ユネスコクラフト創造都市」に認定されたことから、歴史と伝統を大切にしているまちであることを再確認し、自分たちの住む金沢のまちに誇りをもつことができた。
②福祉、人権に係わる教育
〈福祉〉(5年生)
バリアフリーとユニバーサルデザインにはどのようなものがあるかを調べた。また、ブラインドサッカー体験をすることで、障害の有無に関わらず、皆が楽しむことができるようにルールが工夫されているのだと気付くことができた。これらの学習のまとめる中で、全ての人々が人間らしく、気持ちよく生きることができる社会を実現していく必要があると考えることができた。
〈人権教育〉(全学年)
全校朝会にて人権教育に関する絵本を紹介し、各クラスにてふり返りを交流した。道徳科の授業でも、人権教育に関する教材を取り上げ、よりよい人間関係づくりについて考えることができた。
来年度の活動計画
来年度も、総合的な活動の時間を中心に地域や自然・世界と関わる体験ができるような学習を積極的に取り入れていく。活動内容については、世界遺産や地域の文化財等、人権、福祉などの分野で行う予定である。コロナ禍であっても、各学年でできそうな学習活動を考え、具体的な活動を設定していきたい。人と社会・自然・世界と関わりの中から課題を設定し、相手意識をもって学習を進め、どのように学習内容を発表するか考え、学習内容を発信していく予定である。