2019年度活動報告
本年度の活動内容
文化多様性, 国際理解, 持続可能な生産と消費
本校は、校是である「飛躍・剛健・篤実」を兼ね備えた人間の育成に加え、国際交流に積極的に取り組みながらグローバルな視野を持った人材の育成を教育目標としている。ESDの実践を通して国際感覚を養い、実践的な英語力の向上を図るとともに、日本の良さを積極的に海外に発信していくことを目標とした。
具体的には、①国際交流に係わる活動、②英語力向上に係わる教育、③日本文化理解に関わる学習を行った。
① 国際交流に係わる活動
国際交流の取組として下記の訪日団の受け入れ事業を全校体制で行った。
6月12日(水)フィリピンのホーリー・スピリット・マニラ大学附属高校
高校生3名、引率2名
6月17日(月)~24日(月)アメリカのシャコピー高校 高校生11名、引率1名
7月11日(木)アメリカのアーリントン高校 高校生18名、引率3名
9月25日(水)アメリカのアーリントン市友好団 市長、教育長、関係者3名
また、11月に実施した海外研修旅行では、第2学年の生徒が台湾とオーストラリアの現地校を訪問し学校交流を行った。研修旅行の事前準備として、日本の文化等について調べ学習等を行い、その成果を現地校との交流の中で発表した。
② 実践的な英語力の向上に係わる教育
本校は、平成27年度から平成29年度まで、文部科学省委託事業「外部専門機関と連携した英語指導力向上事業」研修協力校として、英語科教員の指導力の向上を図ってきた。
今年度はそのノウハウに基づき、全ての学年において、4技能を総合的に伸ばす授業を行っている。「プラクティカルイングリッシュ」「異文化コミュニケーション」の授業では、実際に英語を使う活動を増やし、実践的能力の向上を図った。さらに1年生には「レシテーションコンテスト(英語暗唱大会)」、2年生には「スピーチコンテスト」を全員参加のコンテストとして開催、また、グローバルコースの生徒にはオーストラリア研修旅行の事前準備として夏期休業中にイングリッシュキャンプを実施した。
さらに、以下の留学プログラムを実施した。
○米国アーリントン高校短期留学プログラム
平成31年4/23(火)~5/3(金)2年生5名が参加
○米国シャコピー高校短期留学プログラム
平成31年4/24(水)~5/4(土)2年生7名が参加
③ 日本文化理解に係わる学習
日本の伝統文化への理解を深めるために外部講師を招き、6月には茶道、10月には華道に親しむ講座を開催した。
さらに、11月17日(日)には、世界遺産である上賀茂神社で開催されたASPnet京都が主催する第4回ユネスコスクールESD交流会に5名の生徒が参加した。上賀茂神社権禰宜乾氏に上賀茂神社境内を案内していただき、「20年後どうありたいか」をテーマにアクティブラーニングワークショップなどを行った。
来年度の活動計画
本校は昨年7月に加盟認定を受け、現在は生徒会を中心にユネスコスクールとしての取組を行っている。今後は、学校としての体制を整備し、今まで取り組んできたグローバル人材育成の取組を継続しながら、ユネスコスクールとしての取組を推進していきたいと考えている。具体的には「総合的な探究の時間」等を活用し、SDGsの17のゴールをテーマに探究活動に取り組ませる予定である。