2018年度活動報告
本年度の活動内容
環境, 国際理解, 平和, 人権, 持続可能な生産と消費, 貧困, グローバル・シチズンシップ教育(GCED)
本校は、持続可能な開発のための教育を目指し「地域文化財と環境教育」と「国際理解教育」についての実践的な活動を通じ、グローバル社会と自分たちの生活している地域の両方を理解し、地域の活性化や国際社会への発信を主体的に行うことができる生徒を育むことを目標としている。2017年度より文部科学省のスーパー・プロフェッショナル・ハイスクール(SPH)、今年度札幌市教育委員会より国際理解教育研究指定校として指定を受け、ESD活動を実践している。国際理解教育研究指定校としては、「国際協力」をテーマにし、異文化理解と国際貢献活動を柱に活動を行ってきた。
内容:
地域社会と関わりを持ちながら、国際貢献できる教育活動として、SDGsについての事前学習を経て、学校祭にて、フェアトレード商品(開発途上国の⼿⼯芸品・⾷品)販売、パネル展⽰を、生徒が中心となり実施した。
工夫した点:
札幌市をフェアトレードタウンに認定すべく、市⺠団体や札幌市が取り組んでいる中で、⾼校⽣たちが学校祭で地域活性化への貢献した。
事後活動:
収益は全額北海道盲導⽝協会へ寄付。⽣徒と訪れ、盲導⽝訓練施設を見学した。
b. その他
フェアトレードフェスタ2018inさっぽろ(⼤通公園)等、多くのボランティアに参加した。
②異文化理解活動
a. アフリカ、ジンバブエの音楽家との交流
アフリカの文化講話と、楽器の演奏を聴く活動を実施した。
b. 世界が100人の村だったらワークショップ
JICAより講師を招き、ワークショップを実施した。活動後は、世界の富の不平等さや、海外での識字率、乳幼児死亡率の高さを体感し、各自がアクションプランを立てた。
c. 姉妹都市ポートランド、グラント⾼校との交流
短期留学⽣徒をクラスやホームステイで受け入れ、手紙での交流を続けた。
d. ミネソタ州サウスウェスト高校との交流
インターネットを通じて日英語で継続的な交流をしている。
③地域社会への発信と連携
a. インターンシップ
⽣徒がフェアトレードショップ/カフェでのインターンシップに参加。
b. その他
これらの学びや感想を英語でまとめ、12月にグループで発表した。
来年度の活動計画
引き続き、商業高校としての、商業活動や異文化理解活動を取り入れた特色ある教育活動を、学校一丸となり実施していく予定である。具体的には、石山軟石等を活用した商品開発、教員や保護者・生徒たちから来年度も継続の希望が多く寄せられたフェアトレード商品に関する学習と商品販売ボランティア活動、フェアトレードに関する地域に根付いた職業体験としてのインターンシップなどを実施する予定である。また、今年度新たにユネスコスクールへの加盟が認定されたため、来年度は今まで以上にホールスクールアプローチとしての、ボランティア活動を含むESD活動を展開する予定である。