聞くこと・記録すること―「聞き書き」という手法―

「聞き書き」という一対一の対話を通じて、「話し手」の人生や価値観を引き出し、記録する作業です。「話し手」の言葉はすべて録音し、一言一句文字に書き起こし、文章にまとめます。そのプロセスの中で、自然に生かされ、生きてきた人の価値観やその地域の暮らしや文化、持続可能な自然資源の利用等を学んでいくことができます。
本冊子では、「聞き書き」を行うための手法、実践するためのノウハウ、事例、聞き書き作品などを掲載しており、若い世代や初めての方でも「聞き書き」を取り組むことができるよう作成しています。

【目次】
1. 聞き書きの意義
「聞く」ことからはじまる
―「聞き書き」による自然共生社会の実現―
2. 「聞き書き」12の心得
3. 聞き書きの実践
「聞き書き」をしてみよう!
4. 聞き書きの応用
「聞き書き」の手法を活かした
教育プログラムの事例
―日本の「聞き書き甲子園」の活動を中心に―
5. 「聞き書き」作品

【入手方法】
団体教育機関で使用する場合にはNPO法人共存の森ネットワークまでお尋ねください。
個人で入手をご希望する方は、当サイトからダウンロードしてください。

 

 

 

分類 冊子
テーマ 環境問題
持続可能な自然資源の利用、伝統知識の共有
著者 共存の森ネットワーク、国連大学高等研究所
対象 中学生、高校生、大学生、一般、教職員
推薦者
登録日
内容

【「聞き書き」の主な事例】
実践例1)「聞き書き甲子園」
http://www.kyouzon.org/active/active04.html
文部科学省、農林水産省等で構成する実行委員会が主催し、2002年から11年間実施。

実践例2)筑波大学附属坂戸高校
2009年より授業の一環として毎年実施

【「聞き書き」を体験した若者たちの言葉】
・森は生活の下地のようなものかもしれないと思った。離れた存在ではない、ごく自然に暮らしとつながっている、そんな森の存在を感じました。(高校2年生・女子)
・人一人の中にこんなにも物語が溢れているのです。それは当たり前のことかもしれません。しかし特別なことだとおもいます。(高校1年生・女子)

■聞き書き甲子園に参加しているユネスコスクール

出版
発行 製作:SATOYAMAイニシアティブ国際パートナーシップ事務局 国連大学高等研究所  製作協力:特定非営利活動法人 共存の森ネットワーク・環境省
発売
出版年 2012年
税込価格 非売品
問い合わせ先 特定非営利活動法人 共存の森ネットワーク 〒154-0004 東京都世田谷区太子堂5-15-3 R-rooms三軒茶屋1-A TEL:03-6450-9563 FAX:03-6450-9583
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