昭和女子大学附属昭和中学校・高等学校
交流相手国/地域 韓国/釜山
交流相手学校名 釜山国際高等学校(BIHS:Busan International High School)
交流期間 2024年12月18日(水)~ 2024年12月18日(水)放課後90分ほどのZOOM交流。および事前にオンライン・ツールで自己紹介や写真を各自がアップした。
交流方法 オンライン交流参加者は事前にオンライン・ツールを使った自己紹介などを実施。終了後も、写真や使用したスライド等をアップでき、有効だった。
学習分野 地球市民教育, ジェンダー平等, 持続可能な開発目標(SDGs), 持続可能な開発「持続可能な学園を作る!」活動の報告(校内の環境問題の解決を目指す活動)、韓国における教育
交流目的

1)両校における探究的学び(SDGs学習)の内容・知見を共有する。

2)対話と交流を通して、互いの学校について知り、今後の探究的学びや活動をより進化・深化させる。

交流内容

・両校教員が事前に協議し、SDGsテーマから、本校は「ジェンダー」と「環境問題」、釜山国際高校(以下、BIHS)は「教育」を主テーマとして設定し、まずそれぞれが発表し、その後、発表内容ごとにグループに分かれて、質疑応答と意見交換などを行った。加えて、最初に校内のユネスコスクール活動について触れながら、両校が「学校紹介」を行った。

・BIHSには「ユネスコクラブ」があり、16~17歳中心にそのメンバーが計16名が参加した。本校からはSDMs(スピーチ・ディベート、模擬国連の会)所属生徒、環境活動グループ「Operation Green」メンバー、および「探求活動Labo」メンバーや国際コースの高校生ら、計16名(中2:1名、中3:3名、高1:1名、高2:11名)の有志生徒が参加した。

交流の成果

・両校とも有志生徒による参加であったこともあり、準備段階も当日も皆、非常に意欲的に参加し、質疑応答、意見交換いずれも活発で、参加生徒一人ひとりの更なる探究を一層深めるよい契機となった。

・韓国の教育内容(特に数学・文学・韓国語・音楽)についての理解を深めることができた。

・本校のジェンダー教育や環境保護の取り組みを発表する機会を通して、参加生徒それぞれが内省を深めることができた。

・テーマ以外に、双方の学校紹介や最近の流行(推しアーティストや音楽など)についての話題でも大いに盛り上がり、楽しい交流となった。

・BIHSからは、事前にユネスコ・クラブの生徒が発行している英語のジャーナルや、参加生徒や本校へのギフト等が届いた。英語ジャーナルの質は極めて高く、本校生徒たちにも刺激になった。同校は、交流する相手の学校には、同様のギフトを毎回贈っているとのことで、こまやかな心遣いと交流に対する熱意が伝わった。

・両校の教員が準備でのやりとりを通して互いを知り、一つのプロジェクトを共に成功させたことで、信頼関係が生まれたということも、今後の交流につながる成果であると考える。ZOOMセッションの後にも教員同士で「ふりかえりミーティング」を開き、今後の交流の発展的な可能性についても話し合う機会となった。

・今回の交流は、大切な隣国との友好関係を今後若い世代が築いていくための一つのきっかけとなったのではないかと考える。

交流に当たり困難だったこと、克服した方法

交流時期の設定に時間を要した。

何度もメールやオンライン(ZOOM)で打ち合わせを重ねることで、課題を克服した。

今後の予定・展望

・2025年12月に、第2回目のZOOM交流を実施予定で協議中。(テーマ(仮:戦争と平和))

・BIHSは「釜山グローバル・フォーラム(Busan Global Forum)」を主催しており、アジア各国の高校生が集まり、グローバル課題について議論・発表を行っている。これまでも、日本、中国、ベトナム、インド、シンガポールなど、アジア各国の学校が招待されており、本校も招待を受けたが、実施時期や費用負担その他の検討課題があり、今すぐ実施という段階には至っていない。

・また、BIHSは「日韓高校生交流プログラム」として、ここ数年、毎年、筑波大学附属駒場中・高等学校双方の学校訪問を実施している。本校とも姉妹校協定を結ぶ希望や、来日の間に来校し交流希望の意向も伝えていただいている。2026年度以降の実施に向け、現在検討を行っている。

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その他

交流当日のタイムテーブル