国際数学デー(3月14日)を記念して

2021年国際数学デーを記念して www.idm314.org

2019年11月の第40回ユネスコ総会において、3月14日を「国際数学デー」とすることが制定されました。2020年には110カ国を越す国々が、1,000以上の記念イベントを企画しており、ユネスコやNext Eistein Forum(ネクスト・アインシュタイン・フォーラム)も本国際デーを公式に発足することを発表しました。新型コロナウィルスの感染拡大により、多くのイベントは中止されましたが、この反響の大きさは国際数学デーに対する熱意の表れといえるでしょう。

国際数学デー(International Day of Mathematics (IDM))の目的の一つは、若者に数学を好きになってもらい、数学がどこにでも存在し、役に立ち、美しいものであることを伝えることです。このコロナ禍において、2021年の国際数学デーのテーマは

より良い世界のための数学

に決定しました。

2021年3月は、まだ公共の場での集会は制限されていることが予想されます。そのため、国際数学デーの組織委員会は教室におけるイベントの実施を推進しています。教師の皆様には、以下の取組みをお勧めます。

お問い合わせ先:Chirstiane Rousseau info@idm314.org

テーマに基づいた活動例:

  1. 公平な分配
    好みが違う人たちの間で、どのように相続財産を公平に分配できるか? 得手不得手の異なる人たちの間でどのように家事を公平に分配することが出来るか?
  2. 感染症の拡大シミュレーション
    人々を、感染症に感染する可能性があるグループの区画、感染したグループの区画、回復したグループの区画、死亡者のグループの区画の4つに分け、各区画をどのように移動するかをシミュレーションし、感染がどのように拡大するかを予測する。
  3. グループ検査
    感染拡大を阻止するには、多くの検査とそのためのリソースが必要である。検査数を抑えるためには、サブグループの個人のサンプルを混ぜて検査を行う。混合サンプルが陰性となれば、そのサブグループに属する人たち全員が陰性となる。陽性の場合は個人個人の検査が行われる。
  4. その他、楽しく数学を学べる活動

英語原文はこちら