玉川大学教育学部

住所:〒194-861 東京都町田市玉川学園6-1-1
URL:https://www.tamagawa.ac.jp/education/

ユネスコスクール支援内容

1.ユネスコスクール(ASPnet)およびASPUnivNetへの加盟の経緯

 玉川大学教育学部は、2008年10月24日(国連デー)に、教員養成大学としてユネスコスクール(ASPnet)に加盟しました。また同年、ASPUnivNetに加盟しました。玉川大学の創設者である小原國芳の提唱した全人教育の伝統を活かし、近隣自治体の小中高校や教育委員会、ユネスコ・アジア文化センター(ACCU)、日本ユネスコ協会連盟、ESD活動支援センターとも連携しながら、SDGsの目標達成に向けたESD(持続可能な開発のための教育)およびGCED(地球市民教育)の視点を軸にしたユネスコの価値教育を推進するため、ユネスコスクール多摩地域ネットワークの構築と拡充を目指しています。

2.「ユネスコスクール関東ブロック大会」における大学間協同

 ユネスコスクール支援大学間ネットワーク(ASPUnivNet)の大学間連携と協同の成果の一端として玉川大学は首都圏に位置する他のASPUnivNet加盟大学(東海大学、創価大学、成蹊大学)、ユネスコ・アジア文化センター(ACCU)および神奈川県ユネスコスクール連絡協議会と連携し2019年10月5日(土)に「ユネスコスクール関東ブロック大会」を開催しました。「SDGs達成に向けたユネスコスクールと地域の連携」を基調テーマにしたASPnet関東ブロック大会には100名超の参加者が集い、地域社会におけるユネスコスクールのあり方について議論を深めました。この成果を受け、成蹊大学の主催で「第2回ユネスコスクール関東ブロック大会」が2021年8月7日に開催されることになっており、玉川大学教育学部も共催大学として、分科会の企画をはじめとする準備と運営に協力しています。

3.ユネスコスクール加盟申請校への教員研修会

 玉川大学教育学部は2020年度、ユネスコスクールの加盟申請中の町田市立南大谷小学校、稲城市立南山小学校、東京都立山崎高等学校、青ヶ島村立青ヶ島小中学校、日本体育大学柏高等学校にてユネスコスクール加盟に向けたESD教員研修を行い、ASPnet加盟に向けた校内体制整備およびカリキュラム開発についてアドヴァイスをしました。東京都立山崎高等学校では「人間と社会」課題研究発表会での講評と指導も行いました。またユネスコスクール加盟申請を予定している横須賀学院高等学校ではASPnetの趣旨と意義について教員研究会および生徒への出張授業を行いました。さらにユネスコスクール加盟校となった大妻女子中野中学校高等学校の校内行事「グローバル教育発表会」に審査員として参加し、講評と指導を行いました。

ESD活動紹介

1.「ESD実践活動プログラム」と「高等教育におけるESD指導に向けた教材開発の試み」

 玉川大学教育学部は卒業生の大半が学校教員になることから、学校現場でESD/SDGsを効果的に教えることのできる教師力の育成を目標に掲げ、学部等改革推進制度として2017年度に「ESD実践学習プログラム」を実施しました。年間を通じ、ESD研修セミナー、国連広報センター訪問、ESD活動支援センター訪問、JICA地球ひろばでの訪問学習、近隣の小学校でのボランティア活動、伊勢志摩地域への自然文化体験スタディツアーなどを行いました。このスタディツアーに基づき、参加学生は小学校現場で使うことのできるESDワークシート教材を作成し、持続可能な社会の担い手を育成する教師のESD指導スキルの向上に努めました。また2018年度には学内共同研究として、「高等教育におけるESD指導に向けた教材開発の試み」を実施し、大学の教師教育プログラムにて活用できるESD教材の開発を行いました。これらの成果について、玉川大学教育学部ホームページに「ユネスコスクール加盟大学として」という特設サイトを開設し、ユネスコスクール加盟校である高等教育機関としてのビジョンの共有と広報を図っています。今後は教育学部のカリキュラムの中にESD/SDGs教育指導法を正規の科目として単位化する形で組み入れていく計画を進めています。

2.京都外国語大学との共同研究および交流授業

 ASPUnivNet加盟大学である京都外国語大学の学内共同研究「グローカルマインドを育てる文化多様性 - 多文化共生教育の構築に向けて」に参加し、共同の研究活動を進めています。また2021年1月16日(土)にオンライン大学間交流授業「ユネスコ提唱の地球市民を考える - コロナ禍のわたしたち」を開催し、SDGsの目標達成に向けた大学間交流と協同の課題研究の可能性を追求しています。

3.玉川大学ユネスコクラブの活動

 大学公認の文化会である玉川大学ユネスコクラブ(2003年設立)はユネスコスクール加盟大学の課外活動団体として、「持続可能な社会づくりのために大学生ができること」をテーマにした実践活動を展開しています。2011年7月には日本ユネスコ協会連盟に構成団体会員として加盟しました。2020年度は「SDGsワークショップ」として、SDGs11およびSDGs3をテーマにした学生主体のワークショップにより持続可能な社会の担い手育成に向けた実践学習を進めています。またユネスコクラブ部員全員が世界遺産検定3級(ないし2級)を取得することを目標に、世界遺産学習を系統的に行っています。
 大学間交流としては、奈良教育大学、慶應義塾大学、国際基督教大学、広島大学、福山市立大学、京都外国語大学など他大学のユネスコクラブとの交流を積極的に進め、2013年よりユネスコクラブの全国的ネットワーク構築を目指して「ユネスコクラブ全国サミット」を開催してきました。2020年12月5日(土)には日本ユネスコ協会連盟の「青少年ユネスコ活動助成」により玉川大学ユネスコクラブが主催する「第7回ユネスコクラブ全国サミット」を開催し、小中学生を対象としたSDGs指導教材・ワークショップを作成しました。また大学生ができるSDGs推進活動の課題と可能性を協議しました。
 ユネスコスクール加盟校である富山国際大学附属高等学校ユネスコ部とも交流を開始し、SDGs共同学習会の実施や、高齢者施設での支援活動などを協同で行っています。ユネスコクラブにおける高大連携のモデル構築を目指して交流活動を展開していく計画です。
 2020年2月にはパリのユネスコ本部にスタディツアーを行い、ユネスコスクール国際コーディネーターの斎藤珠里氏はじめユネスコ本部職員との研修セミナーを体験しました。この経験に基づき、ユネスコ本部が主催する「ユネスコスクール世界ウェビナー会議」にオンライン参加し、各国のユネスコスクールとの交流を深めました。またユネスコスクール・ニュースレター‟CONNECT”をテキストに世界のユネスコスクールとつながるSDGs交流活動の可能性を追求しています。

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