ユネスコスクール支援内容
1.ユネスコスクール加盟申請の支援
信州大学教育学部は長野県内の小・中・高等学校などのユネスコスクール加盟申請を支援しています。ユネスコスクールへの加盟を検討している学校や、実際にチャレンジ期間に入っている学校を対象に、活動実践への指導や助言をおこなうほか、要望に応じてコーディネーターが学校に出向いて、教職員全員を対象としたESD/SDGsの出前研修会をおこなっています。
2.ユネスコスクールの活動支援
信州大学教育学部はユネスコスクールに加盟済みの学校に対しても、活動実践に対する各種支援を実施しています。日常的に学校訪問をおこないながら活動実践に対して指導・助言をおこなうとともに、課題や要望をうかがい、時宜にかなった支援を提案しています。支援内容はESD/SDGsの出前研修会の開催や校内研究会・授業公開への参加、活動をサポートする外部団体などのコーディネートなど、教職員を対象としたものが中心ですが、コーディネーター自身がゲストティーチャーとして直接、子どもたちと関わることもあります。今年度は山ノ内南小学校(山ノ内町)はじめ4校に対して支援を実施しました。
ESD活動紹介
1.地域連携・交流支援
信州大学教育学部は長野県内にESDを普及し、またその実践を推進することを目指して、2017年2月に「信州ESDコンソーシアム」を立ち上げました。信州ESDコンソーシアムには各ユネスコスクールやその加盟希望校のほか、教育委員会、民間ユネスコ協会、NGO、企業・団体など多様な主体が参加しており、県内ユネスコスクールの活動を支援するプラットフォームとしても機能しています。信州ESDコンソーシアムでは、ユネスコスクールで学ぶ子どもたちが日頃のESD実践の成果を互いに発表し合い、交流を通じて学び合う『成果発表&交流会』を毎年開催しています。またユネスコスクール全国大会など県外の交流機会を通じて、県内加盟校と全国のユネスコスクールなどとの交流を促進しています。
2.ユネスコエコパーク(BR)を活かしたESD
自然豊かな長野県には志賀高原BR、南アルプスBR、甲武信BRの3つのユネスコエコパークがあり、県内のユネスコスクールの多くがユネスコエコパークに関わっています。このため信州ESDコンソーシアムでは、ユネスコエコパークを活かしたESD/SDGsの普及・推進に取り組んでいます。今年度は地元の学校だけでなく、エリア外から訪れるユネスコスクールが志賀高原で実施する高原学習を支援しました。また6月には、ユネスコエコパークに関わる各地の小中学校の児童・生徒を対象に、ユネスコエコパークの制度やユネスコの活動を紹介するオンライン授業を実施しました。2023年2月にイオン環境財団の協力のもとオンラインで開催した『成果発表&交流会』には、長野県内の学校だけでなく、只見BR(福島県)から綾BR(宮崎県)まで、全国6サイトのユネスコエコパークでESD/SDGsを実践する学校が参加し、日頃の学習成果を発表するとともに、交流を通じて学びを深めました。
活動自己評価
https://www.unesco-school.mext.go.jp/supporters/aspunivnet/self-assessment/shinshu/