大阪府立大学

住所:〒599-8531 大阪府堺市中区学園町1-1
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ユネスコスクール支援内容

1.ユネスコスクール加盟校への支援

 2020年度の地域でのユネスコスクールへの活動支援は、2019年度に開催された『近畿・北陸ブロック:地域ブロックにおけるユネスコスクールネットワークの構築・発展』の成果をもとに、さらなる「学び合い」の場として、「ESD/SDGs地域連携企画・小さな成果の大きな連携」を、『大阪・関西ユネスコスクール(ASPnet)ネットワーク』共同主催で開催しました。内容はSDGsに取り組む企業、大学、小中高校、自治体、地域自治会等が、それぞれの立場で持続可能性の考えや取り組みの発表を行い、異なる国、地域、年齢、組織、社会的役割の視点から学び合うことを行いました。参加生徒の感想からは、

「ディスカッションのテーマは、多様な立場の人々がどのようにして連携できるのか、であった。私が見ている当たり前の世界は他の専門分野の人に言わせれば、当たり前ではない。しかし、当たり前をよく考えてみると全てのものにつながりがあることが考えられる。」

「さまざまな立場、年齢、職業の人々が、それぞれ異なる視点や切り口から実践しているが、持続可能性の実現のために『自分たちに何ができるか」』を考えて、それを実行しているという点で共通していると感じた。小学生だから劣っているなどということはなく、小中学生の実践から私たちが学ぶことは非常に多い。また、その実践の中にはお互いを尊敬し合い、学び合う過程があった。」

など、SDGs(Goal17)への多くの知恵が創出されたようです。また、コロナ禍においての対面企画は最高度の感染予防対策によって行われ、今後の感染症対策と学び合いの両立を目指した企画運営も、持続可能性の観点から学びの多いものとなったようです。

2.加盟申請支援

 ユネスコスクール加盟申請の相談と具体的な手続きの支援依頼が多くあります。これらに対して、国際的に展開するASPnet加盟校が扱うべき学習領域を、既存の学校行事や学校内実践の延長に留めることなく、また活動の優位性ではなく卓越性を深化させる観点などから丁寧に実践事例を紹介したり(UNESCO)、学校の特徴をいかした活動へとアドバイスをしたりしています。2020年度は、コロナ禍においても熱心に加盟申請や加盟後の活動に取り組む学校から要請を受け、のべ18校の訪問を行ってきました。特徴的なことは、ESD/SDGsの取り組みから、身近な地域や学校そして社会をどのように評価し、どのような課題を共有するか、という実践が増えつつあることです。すなわち、これまでは評価される側だった生徒たちが「評価を受けるために頑張る実践」ではなく、学習事項をもとに地域や学校そして社会そのものを客観的に評価することができるようになる実践です。確実に実践の質が変化してきていると言えるでしょう。これでこそSDGsの目標達成に必要な視点なのだろうと思います。

ESD活動紹介

ESD推進と社会貢献

 大阪府立大学は、全学域全学類の各分野で「持続可能性」をテーマにして(微力ながら)社会貢献を行っています。例えば、人間社会システム科学研究科では、教育学、福祉学、哲学、言語学、文学、社会学、工学、農学、情報学、心理学などの分野が学際的に連携することで異なる知見が影響し合います。このような環境での学修が「世界」と「地域」とを視る目を深め、各地域にふさわしい持続可能性を問う素地を形成します。以上の背景より、時にはかなり専門的なESD/SDGsの実践相談があります。技術的に専門的な取り組みの場合は本学工学研究科の教員も含めて、共に地球環境と技術のあり方を考えアドバイスしたりします。国連教育科学文化機関(UNESCO)の ASPnet校にふさしい貢献となったのではないかと考えているところです。

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