ユネスコスクール支援内容
1.ユネスコスクールに新規申請する学校を支援しました
2021年12月〜2022年3月にかけて高知県の学校2校と徳島県の学校1校が新たにユネスコスクールとしての登録へ向けてチャレンジ期間を開始しました。コロナ禍の影響もあり、2022年4月より支援を開始しました。3校とも、現地へ赴き、学校の様子や地域の様子を視察、その後学校で教職員に向けて研修会を行い、活動についての助言を行いました。また、チャレンジ期間の終了が近づくと、書類の確認を行いました。学校種はそれぞれ違いますが、非常に多くの活動を行っており、今後の活動にも期待しています。
2.愛媛県新居浜市のESD推進事業を支援しました
新居浜市では、分校を含め市内のすべての小中学校(28校)がユネスコスクールに加盟しています。これらの学校を中心に、新居浜市教育委員会では、地域のSDGs達成に向けた課題解決のためのESDの実践を目指し、ESD推進事業を実施してきました。鳴門教育大学は、本事業推進のために組織されたESD-SDGsコンソーシアム(ESD推進事業協議会)の構成メンバーとして、ESDに関する専門的知見を活用し、ESDの視点を取り入れたSDGs達成に向けた取組を推進するため、指導・助言・協力などを行っています。この協議会は、大学・高専、ユネスコ協会、信用金庫や一般企業など多様な関係者によって構成されており、新居浜市のESD推進事業に関するものだけではなく、ESDやSDGsに関わる構成メンバー間の情報共有なども行われています。
ESD活動紹介
徳島県教育委員会との連携や県内中学校・高等学校を対象とした活動を行いました
徳島県教育委員会が進めている「新 学校版環境ISO」が2022年度より「とくしまGXスクール」となり、SDGsに焦点を当てて節電・節水をはじめ、環境保全・ESD活動に力を入れるようになりました。「とくしまGXスクール(旧「新 学校版環境ISO」)」の認証は3ヵ年毎であり、初年度となる2022年度は新規申請校が3校あり、継続申請校は小学校が48校、中学校が18校、高等学校・特別支援学校が22校となりました。本年度の新規申請校も様々なESD活動を行なっており、これで県内の約9割の学校が認証校(うち、約65%が「新 学校版環境ISO」認証校、約25%が「とくしまGXスクール」)となりました。
また、徳島県の高校では生徒たちがSDGsの調べ学習に非常に熱心に取り組んでおり、生徒たちはグループに分かれ、それぞれ様々なSDGsのゴールに関するテーマで自主学習を行っています。鳴門教育大学からも複数の教員がそれぞれ各高等学校へ行き、生徒たちの活動に助言やアドバイスを行いました。
活動自己評価
https://www.unesco-school.mext.go.jp/supporters/aspunivnet/self-assessment/narutokyoiku/