ユネスコスクール支援内容
1.広島地域のユネスコスクール活動支援
広島市立大学国際学部は、これまで広島県ユネスコ連絡協議会および広島県ESD・ユネスコスクール研究会とともに、広島地域のユネスコスクール活動支援のネットワーク化と「広島県ユネスコESD×SDGs大賞」の創設に尽力してきました。その後、ユネスコスクール支援大学間ネットワーク(ASPUnivNet)に加盟し、広島大学教育学部をはじめ、近隣の大学や各関係機関と協力しながら、広島地域のユネスコスクールにおけるESDの推進をサポートしています。これらの取り組みは「広島ESDコンソーシアム事業」や「広島SDGsコンソーシアム事業」として現在も受け継がれています。
2022年度に「広島県ユネスコESD×SDGs大賞」の中に「広島市立大学国際学部長賞」を創設しましたが、2023年度も引き続きユネスコスクールの優れた取り組みへの表彰に参画しました。
2.広島市域のユネスコスクール活動支援
広島市内の高等学校(ユネスコスクール加盟校)の要請に応じて、「総合的な探究の時間」における探究活動をサポートしました。2023年度も引き続き、探究活動を通してESDを推進することについての講演をはじめ、高校生によるパネルディスカッションの講評にも参加しました。また個人探究の成果を各自がポスターにして発表するポスターセッションにも参加し、高校生の探究活動を支援しました。さらに2023年度は、大学生を高校へ派遣し、「総合的な探究の時間」の探究活動を支援しました。
3.ユネスコスクール加盟申請支援
2023年度は、広島市内の地域でユネスコスクール加盟申請を希望する学校から本学への問い合わせや相談が、まったくありませんでした。ユネスコスクール加盟校への定期レビューが始まったこともあり、ユネスコスクールへの加盟に向けてのハードルも高くなりつつあるようです。
ESD活動紹介
1.ESD科目の開講
2017年度から本学国際学研究科修士課程において講義「持続可能な開発のための教育(ESD)論」を設置し、2018年度からは教職課程(専修免許状)の科目として現在も開講しています。この講義では、ESDの取り組みを教育学的に省察するための初歩的な考え方や方法論について学習しています。2023年度は、わが国の院生はもとより東アジアからの留学生も受講し、アジア地域の持続可能な開発について、またそのための教育のあり方について、充実した議論を行うことができました。
2.広島SDGsコンソーシアム事業への参画
本学国際学部は、広島地域の大学や教育委員会をはじめ、各企業や各団体によるネットワークからなる「広島SDGsコンソーシアム」に参画しています。この事業とともに、SDGs達成のために必要とされるグローバル・コンピテンシーを育成できるように教員のスキル向上と養成を目的とした研修会や講演会、ワークショップなどが実施されましたが、2023年度も引き続き本学はこれらの事業に参画しました。
活動自己評価
https://www.unesco-school.mext.go.jp/supporters/aspunivnet/self-assessment/hiroshimashiritsu/