ユネスコスクール支援内容
1.チャレンジ期間を終えた学校への継続的支援
国内審査を通過するための様々な情報提供を行うことはもちろんですが、チャレンジ期間終了後も学校に対して支援を行っています。それぞれの学校はユネスコスクールとしての使命を果たすだけでなく、独自の経営計画のもと、さまざまな教育活動を展開しています。学校経営の重点や教育課程との整合性を重視し、無理なくしかも実効性の高い取組ができるように支援させていただいています。たとえば、令和7年度では、県の研究開発指定を受けた熊本県菊池市立菊池南中学校には、学校の特色を反映したESD活動を支援してまいりました。また、宮崎学園高校のユネスコスクール/ESD活動発表会では、多文化共生に向けた活動の報告に対して、石丸教授が指導助言を行いました。
2.ユネスコスクール支援大学間ネットワーク運営委員としての参画
ユネスコスクール支援大学のビジビリティの向上に貢献すべく、第17回ユネスコスクール全国大会では、テーマを「地域のリソースを活用したユネスコスクールの教育活動とASPUnivNetの支援」とした分科会を設け、エコパークやジオパーク、文化財などのリソースを効果的に活用した学校の取組の紹介と、ASPUnivNet各大学がこの活動にどう支援していけるか協議することができました。また、委員長を務めている石丸教授が総括とともに、ユネスコ教育勧告を反映した学習指導への提案を行い、無形文化遺産への価値を見出す学習の重要性や地域学校協働活動との連携の有効性などを説明しました。
ESD活動紹介
1.多文化共生社会実現に向けた学内での取組
授業科目「持続可能な開発のための教育」では、多文化共生や生物多様性など、ダイバーシティに関する授業内容も含まれています。アジア圏の計21国や地域から大学生25名が本学に訪問し、JALスカラシッププログラム2025「「SDGs」~持続可能な未来へ~」を受け入れ、当該授業科目受講生でもある福岡教育大学SDGsクラブの学生が参加し、交流を深めることによって多文化理解に努めました。プログラムでは、学生同士の交流を深めるために、ワークショップが実施されました。ワークショップでは「「お互いの国の環境問題の現状・SDGs 取り組みをシェアして考えよう!」をテーマにグループごとに課題の解決に向けて議論しました。
2.福岡教育大学SDGsクラブの活動
授業科目「持続可能な開発のための教育」を受講した学生を中心に結成された福岡教育大学SDGsクラブでは、SDGs達成のためにさまざまな取組を行っています。令和7年度は、環境省主催、九州経済連合会・福岡教育大学共催で「資源循環の最前線-企業と学生が共に考えるサーキュラーエコノミー社会-」を本学で開催し、持続可能な社会づくりに向け、企業の現場ではサーキュラーエコノミーがますます重要になっていることに鑑み、資源循環に挑む企業が登壇し、実際の取組や課題、未来像を学生と共有することができました。多様な視点から循環型社会について学ぶことも気候変動教育と軌を一にしており、これからの社会を担う人材としての一歩を踏み出す機会となりました。
3.持続可能な消費に向けた取組
SDG12の達成をめざした教育からの取組について、本学では特に力を入れています。学校教育向けに教材開発、外部講師をしている消費生活アドバイザー・コンサルタント協会の方向けのSDGsに関する講演(NACS九州支部会員に対する持続可能な消費に関する講演会)を奥谷准教授が行いました。
4.ユネスコスクール地方連絡会・地方セミナーの開催
文部科学省、日本ユネスコ国内委員会及び公益財団法人ユネスコ・アジア文化センター(ACCU)との共催で、ユネスコスクールの教職員や加盟を検討している学校関係者、ユネスコ関連団体・教育委員会関係者等を対象に、「ユネスコスクール地方連絡会・地方セミナー」を開催(対面・オンライン)しました。
この地方連絡会・地方セミナーは、ユネスコスクールの理念や活動方針への理解を深めるとともに、実践事例の共有、加盟校および関連団体との交流・ネットワークの強化を目的とするものです。
当日は2部制とし、第1部「地方連絡会」では、文部科学省北山国際統括官による挨拶、文部科学省及びACCU等や本学石丸教授による概要説明に続いて、ユネスコ関連団体による事業紹介を実施しました。第2部「地方セミナー」では、「地域のリソースを活かしたユネスコスクールらしい活動とは」をテーマにしたワークショップ、最後にユネスコ関連団体と学校等での意見交換や個別相談を行いました。
活動自己評価
https://www.unesco-school.mext.go.jp/supporters/aspunivnet/self-assessment/fukuokakyoiku/