- よこはまじょがくいんちゅうがっこうこうとうがっこう
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横浜女学院中学校高等学校〔キャンディデート校〕
- Yokohama Jogakuin Junior and Senior High School
- 種別中等教育学校または中高一貫校等, キャンディデート校 地区関東地区
- 主な活動分野生物多様性, 気候変動, 文化多様性, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 国際理解, 平和, 人権, ジェンダー平等, 持続可能な生産と消費, 貧困, グローバル・シチズンシップ教育(GCED)
所在地 | 〒231-8661 横浜市中区山手町203番地 |
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電話番号 | 045-641-3284 |
ホームページ | http://www.yjg.y-gakuin.ed.jp/ |
加盟年 | - |
2023年度活動報告
生物多様性, エネルギー, 環境, 文化多様性, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 国際理解, 平和, 人権, ジェンダー平等, 福祉, 持続可能な生産と消費
2023年度活動報告
横浜女学院のESD(持続可能な発展のための教育)は週1回の総合的な探究の時間をESD・LHRタイムと称して以下の「6領域12コンピテンシー」を育むことを目指して実施しています。また、学校全体で取り組むために学校行事にESDの視点を入れることや全校生徒が自主的にESD活動や探究活動することを応援しています。平和で公正な社会を創造していくリーダーを目指します。
≪6領域12コンピテンシー≫
この6領域12コンピテンシーをもとに日々の学校生活のすべての活動において、どの力を養った活動であったかを生徒も自らが意識できるように、教室にコンピテンシーポスターを貼り、学級日誌にコンピテンシーチェック欄を設けるなど意識を高めることができるように工夫しています。
【高校】
〇今年度初の取り組み!
[地域学~鳴子スタディツアー] 対象:高2希望者
≪エネルギー・環境・生物多様性・生産と消費≫
本校の教室にある机と椅子は杉や楢などの木で作られています。それらは宮城県の鳴子の森の木で作られており、もともとアラスカから輸入していた材木が地元に地滑りや災害などの被害をもたらしている現状を木こりの方が知り、輸入をやめて鳴子の森で森林活動を始め、森の未来を考えた生産活動にシフトチェンジしたお話を伺いました。生徒たちは伐倒体験をし、建材とならなかった部分は家具材に、それにもならない部分はチップやペレットとしてエネルギー源に、さらに建材も家具もいずれはエネルギー源にしていくという営みを学びました。
また、木材としては使用しない部分を本校に送ってもらい、校舎の廊下にリフォームして使っています。無駄のない木材の利用や生産者と消費者の関係を大切にすることを学びました。
その他、木質チップを燃料として、発電と熱供給を同時に行うシステムを導入し、エネルギーの地産地消を推進している現場を直接見たり、東北大学の川渡フィールドセンターを訪れ、多田先生の講義をうけ、生ゴミからメタンガスを発生させて活用する実験を通し、再生可能エネルギーの特長について学びました。さらに東北大学のナノテラスや研究所も見学し、これらの施設で行われている最先端の研究を目の当たりにし、科学の可能性について学びました。
〇今年度初の取り組み! 12月 3泊4日
[高2 総合セミナー 京都・広島]
対象:高2全員≪平和・人権・国際理解 ≫
長崎から京都・広島に変更して平和学習の充実を図りました。
〇高2ESD論文発表会
ESD領域に分かれ、関連団体の訪問または本校において講演会【①国際連合世界食糧計画WFP(みなといらいオフィス)、②ユニセフハウス(高輪)、③日本赤十字社神奈川県支部(関内)、④UNHCR協会(講演会)、⑤横浜市繁殖センター(ズーラシア)】を行った後に、生徒が論文テーマを設定、そのテーマを指導できる教員とのマッチングを行い論文を書き上げます。高2の終わりに発表会(高1視聴参加)を行います。
【中学】
〇中学1年生では、「SDGsを知る、周りの考えを傾聴する」を主題に、NPO法人しんりんの方の講演会を聞き、本校の机と椅子の故郷の鳴子森でのSDGsの取り組みの話を伺い、自己理解・自己受容のワークショップやピアサポートの実践を行いました。
〇中学2年生では、「社会課題に向き合う」という目標を掲げ、「生命・人権」「国際・多文化」「環境保全」「福祉」「生物」という観点領域に分かれてクラスの枠を超えてグループ活動を行い、関連施設訪問を行いました。ポスター制作や発表会、また自主的に街頭募金を行うグループなど課題解決へのアクションも行いました。
〇中学3年生は学年全員で姉妹校のあるニュージーランドにあるクライストチャーチに行きます。ESDテーマを「生物多様性」「多文化共生」「エネルギー」のニュージーランドと比較できる3領域とし、
各自がテーマを見つけ活動を行いました。また、神奈川県生命の星・地球博物館学芸員の方の講演会を行い神奈川県の生態系への理解を深めました。ニュージーランドでは姉妹校でマオリの文化体験をして、アイヌ文化との比較などができました。帰国後は文化祭での展示発表や課題論文発表を行いました。
〇第2外国語の授業
中1~高1まで土曜日の午後の時間を使って、中国語・ドイツ語・スペイン語・韓国語の文化や言語を学ぶ授業を外部講師の先生を招いて行っています。また、横浜ドイツ学園(学校相互訪問)と横浜中華学院(中華学院の高校生による本校中学1年生への台湾文化・言語セミナー)との交流も行いました。
〇全校アセンブリー
1年間に自主的に取り組んだESD活動などについて、主だった個人・グループが全校生徒の集会で発表をします。
〇学びのプロジェクト
探究テーマごとに教員と生徒がとことん好きなことを学ぶ活動を行っています。
〇CS(Christian Service)委員会
横浜にある寿町へ毎年献品活動をしています。
〇吹奏楽部
神奈川トヨタ自動車株式会社の主催で、本校とサレジオ学院吹奏楽部ジョイントコンサートを地域の皆様にお届けすることが出来ました。
〇チアリーディング部
聖光学院チャリティーコンサート(ボーイスカウト活動支援)に参加しました。
〇青年赤十字JRC活動(神奈川県支部)
- シンガポール赤十字とのオンライン交流
神奈川県内5校の青少年赤十字メンバー23人が
集まり、シンガポールメンバーとオンラインでお互いの国の文化の紹介や地球温暖化についてのお互いの国の現状を報告しあいました。
- 年末海外たすけあい募金実施(桜木町駅)
- 青年赤十字国際交流集会に本校生徒が神奈川県代表として参加、その報告を全校生徒に行いました。同集会は2年に1度行われる国内外の青年赤十字、赤新月社のメンバーが集って行われるものです。(代々木)
- リーダーシップトレーニングセンター・国際人道法講座に希望者が参加しました。〇 高1 コミュニケーション英語 英語の授業でファストファッションのレッスンの時に、MOTHERHOUSE元町店長さんに来校していただき、貴社の取り組みについての講演会をしていただきました。
また、別の機会にもMOTHERHOUSEのジュエリー職人であるインドネシア人の方に来校していただき、ジュエリーワークショップを行いました。
〇 高2 家庭基礎
横浜国立大学教育学部被服環境学の薩本弥生教授による「環境に配慮した衣生活とは」の授業が行われました。
〇 CLILの英語の授業では平和・ジェンダー・生物多様などのテーマで活発なディスカッションが行われました。
来年度の活動計画
〇今年度初の取り組み!
[台湾海外セミナー]
対象:高1・2希望者 3月実施 9泊10日間
≪国際理解・先住民続・人権・アジア理解≫
本校では高2の希望者がアメリカ、カリフォルニア州にあるCalifornia Baptist Univ.での語学研修、バージニア州のLiberty Univ.でのホームステイプログラムを長年行っています。中学生は姉妹校のあるニュージーランドでのセミナーを実施しているが、アジアの国々の人々との交流を促進するために、アジア圏の留学生が多く、授業もすべて英語で行われている台湾の淡江大学と提携しました。同大学を卒業した本校の卒業生による事前学習を重ね、3月に17名が台湾に行き、同大学で日本語を学ぶ大学生と交流をしてくる予定です。
〇第3回実施! 1月~4月
[横浜元町×横浜女学院 SDGs PR DAY]
対象:高1学年全員166名≪SDGs・地域活動≫
高1のESDテーマ「Think Globally, Act Locally」の実践として、横浜元町の33店舗のご協力を得てSDGs PRを行っています。生徒が各店舗を取材して、店舗のSDGsの取り組みをポスターにして、PR DAY当日は店頭に立ち、街の方々にアピールします。同時に、募金活動(WFP、日本UNICEF協会、日本赤十字社神奈川県支部、World Vision Japan、UNHCR協会)もします。また、今年度は横浜共立学園の高1希望者とも合同で
横浜元町SDGsクイズイベントを実施する予定です。
〇逗子ロータリークラブ (3月)
湘南青少年環境会議in逗子2024に高2希望者が参加予定です。