2020年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

生物多様性, 海洋, 気候変動, エネルギー, 環境, 文化多様性, 世界遺産・地域の文化財等, 国際理解, 平和, 人権, 福祉, エコパーク

本校は、ESDのテーマを、「日常生活の中で、ESDやSDGsとどう関わっていったらよいか。」と設定し、本年度はコロナ禍の影響はあったものの以下の3点について活動を進めてきた。

実践1 「わたしの、ESD・SDGs宣言」

実践2 「ESDノートの取り組み」

実践3 「中学生が夢みる町づくり 提案発表会」

「わたしの、ESD・SDGs宣言」に係わる活動

  1. 4月、5月の休校中の国語科の課題として、五井財団が主催する「国際ユース作文コンテスト」応募に取り組んだ。今年のテーマは「2030年の私からの手紙」であり、10年後の世界の状況を予測して、現在の自分への手紙で伝えるものであった。全校から156通の応募があった。ESDやSDGsに関するキーワードを集計した結果をESDオリエンテーションで生徒に示した。それを参考にし、「わたしの、ESD・SDGs宣言」として、自分がとり組めるゴール目標の具体的な活動を、「花びらシール」に書き込み、学年毎のリンゴの樹に貼り出した。(別途資料参照) 3学期には、それぞれの活動を振り返り、今度は「リンゴシール」で、SDGsの樹の貼り出す計画である。

② 「ESDノート」に関わる活動

家庭学習のあり方を検討する中で、各教科からの課題の他に、思考力・判断力・表現力を高めるために、「ESDノート」(A3版、5mmグラフ罫)を生徒に提案した。「こうしなさい」といった使い方の制限や提出強制力はなく、生徒自身が教科学習に限らず興味関心を抱いたことを、生徒流のまとめ方で追究していくノートである。レポート様式や新聞様式でとりまとめられたものは、関連教科の教師がコメントを書き込み評価している。

③「中学生が夢みる町づくり 提案発表会」に関わる活動

201年のユネスコスクール加盟に伴って、本校の3学年では、3年間のESDのまとめとして、「中学生が夢みる町づくり討論会」として、町の理事者や議員、諸団体長に参加を要請し、グループ別に討論会を行い、持続可能な山ノ内町の推進のために、中学生が考案したことを提案し、諸評価を受けてきた。今年度は、コロナ禍のため三密をさけ体育館で町関係者13名に対して、プレゼンテーションを行い、関係部局の担当者から助言や提案の内容についての評価を得た。

来年度の活動計画

コロナ禍が2021年3月までに終息すれば、従来のESD活動を復帰する予定。

コロナ禍が継続する場合は、今年度の活動をベースに組み直し、日常生活の中でのSDGsに関する学習や活動を行う。

4月 ESD・SDGsオリエンテーション(全校) 「わたしのESD・SDGs宣言」

5月 第11回国際ユース作文コンテストへの取り組み。

6月 1学年志賀高原ユネスコエコパーク学習。

7月 2学年:職場体験学習に変わる、地域の職場新聞の取り組み→学校祭で展示

7月・8月 全学年:ESDノートの取り組み→学校祭で展示発表

10~11月 1学年:地域探検の旅→2月信州ESDコンソーシアムで発表

10~12月 3学年:町づくり提案の調査活動、調査書作成、提案発表会

1~2月 全学年:「私のESD・SDGs宣言」振り返り