2021年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

生物多様性, 気候変動, エネルギー, 環境, 文化多様性, 平和, 人権, ジェンダー平等, 福祉, 持続可能な生産と消費, エコパーク

本校は、ESDの目標を「地域活性化のために自分たちができることをやろう」と定め、

ユネスコスクールが重点的に取り組む3つの分野の②「持続可能な開発および持続可能なライフスタイル」に関わって中学3年間のESD活動を設定して取り組んできた。

1学年では「山ノ内を知る」というテーマのもとで、魅力の“発見”を、志賀高原研修旅行学習を通して調査・研究した。(1学期から2学期10月)志賀高原ユネスコエコパークとESDの関連で5つ追究領域(共生、自然、地域、文化、国際)を設定し、4、5人グループでそれぞれ課題を持ち、全校アンケートや、町の観光連盟、町役場等で調査しその成果をパワーポイントでまとめ、文化祭や学年発表会で発信してきた。

2学年では、「他地域の取り組みを参考にする」というテーマのもとで、魅力の“比較”を、志賀高原ユネスコエコパークでもある、群馬県の草津温泉を訪れ研究調査した。追究課題を4つ(温泉、ホテル・旅館、施設、食べ物・お土産)に設定し、事前調査や実際に訪問した上での調査結果をまとめ、草津温泉の良さをどう山ノ内に活かしたら良いかを比較することができた。

3学年では、「魅力ある山ノ内を発信する」というテーマのもとで、魅力の“発信”を、町の理事者や議員に参加いただいた「町づくり討論会」で、持続可能な山ノ内町のために自分たちが考えたアイディアを提案し、検討していただいた。提案されたテーマは、「農林・商工業」「観光産業の発展」「保健・福祉、人をつなげる交流の町づくり」「スポーツ・文化活動、住みよい町づくり」と大きく4つに分け、12の提案がなされた。この討論会には、町の教育委員会からも取材があり、その成果の一端を「山ノ内町ESD通信」にも取り上げられた。

これらの3年間の活動を通して、生徒たちは持続可能な山ノ内町に、自分がどう関わっていったらよいかを考え、ESDで育みたい資質・能力の「多面性」「伝達性」「関連性」等に気づけていけたと考える。

来年度の活動計画

4月 ESD・SDGsオリエンテーション(全校)「私のESD・SDGs宣言」

修学旅行(3学年)

5月 第12回国際ユース作文コンテストへの取り組み

6月~7月 1学年志賀高原研修旅行…グループ別課題追究並びに踏査研修

2学年草津研修旅行…グループ別課題追究並びに踏査研修

8月~9月 3学年町づくり討論会提案課題追究

10月~11月 1学年地域調査、2学年職場体験学習 3学年町づくり討論会

12月 全学年:「私のESD・SDGs宣言」振り返り