2022年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

環境, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 国際理解, 福祉

本校は、「自ら学び、心豊かにたくましく生きるともに、夢をもち、ふるさとを愛する子どもの育成」を学校教育目標として、「ふるさと矢掛を誇れる学校」をめざしている。ふるさと矢掛の文化、社会、環境等の様々な課題を自らの問題として捉え、解決していく活動を通して、自律心、判断力、責任感などの人間性を育成するとともに、人との関わりつながりを大切にしながら、ふるさとを愛する心情・態度の育成も目標としている。
具体的な活動としては、⓵総合的な学習の時間等における活動、⓶地域貢献活動、⓷やかげ学、⓸「学びのポイントラリー」への参加が挙げられる。
新型コロナウイルスの感染予防対策を講じながら、体験を通して学んだり発信したりできるよう工夫しながら活動した。

⓵ 総合的な学習の時間等における活動
◇3年生
〇地域の活動「見つけよう、矢掛のじまん!」において、矢掛の特産品(リーキ、ゆべし、ハッカ、テンペ、醤油等)について調べたり、見学や生産者へのインタビューを通して学習を深めた。
◇4年生
〇社会福祉協議会の方や地域の支援ボランティアの方を迎えて手話や点字、福祉ボランティアの体験活動(車いす体験)を行った。地域の高齢者サロンに参加して交流したり、ボッチャの体験をしたりするなど、体験を通した学習を行った。
◇5年生
〇矢掛町や岡山県内の環境問題について調べ、地域の自然を守るためにできる取組を考えた。インタープリターズの方を講師に迎えて実際に川に入って自然環境を調べたり、矢掛町と関係のある、環境問題に取り組んでいる企業から講師を招いて学んだりした。リサイクル活動や清掃活動など、学びを生かした活動に取り組んだ。
◇6年生
〇ふるさと矢掛を愛し、地域を大切にしようとする気持ちをもつとともに、地域の方と進んで触れ合うことができるように、地域の歴史や文化を調べる活動を行った。宿場町矢掛の町並みのよさや、地域をよりよくしていくアイデアなどについて、CMを作成して発信した。

⓶ 地域貢献活動
〇地域の清掃を行ったり地域の行事に積極的に参加したりすることで地域貢献について考えることができるようにしている。今年度は、ポスターや呼びかけを通して広く地域の人の参加を募ったり、矢掛高校の活動とも連携したりしながら、地域の清掃活動を企画し、実施した。

⓷ やかげ学
〇週に1回(木曜日)に矢掛高校の生徒が来校し、学習支援や奉仕活動などを実施することを通して、本校児童と交流している。(全学年)

⓸ 「学びのポイントラリー」への参加
〇矢掛町で行われている「学びのポイントラリー」の事業やイベントに進んで参加している。公民館行事等、身近な自然に親しんだり、地域の方と交流したりする講座等に参加することはより地域のことを学ぶ機会となっている。(全学年)

来年度の活動計画

令和4年度に広がった地域とのつながりを大切にしながら、さらに発展していけるよう計画をしている。
具体的な活動としては、
⓵生活科・総合的な学習の時間等における活動
⓶地域貢献活動
⓷やかげ学
⓸「学びのポイントラリー」への参加
を予定している。
課題の持たせ方、課題追究の仕方、発信の仕方等を工夫し、児童が主体的な態度で活動に取り組めるように継続して取り組んでいく。