2021年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

環境, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 国際理解, 福祉

本校は、「自ら学び、心豊かにたくましく生きるともに、夢をもち、ふるさとを愛する子どもの育成」を学校教育目標として、「ふるさと矢掛を誇れる学校」をめざしている。ふるさと矢掛の文化、社会、環境等の様々な課題を自らの問題として捉え、解決していく活動を通して、自律心、判断力、責任感などの人間性を育成するとともに、人との関わりつながりを大切にしながら、ふるさとを愛する心情・態度の育成も目標としている。
具体的な活動としては、①総合的な学習の時間等における活動、②地域貢献活動、③やかげ学、④「学びのポイントラリー」への参加が挙げられる。
今年度も新型コロナウイルスの感染予防のため、人と関わったり密になったりする活動が行いにくく、規模を縮小したり、とりやめたりする活動も多くなった。

① 総合的な学習の時間等における活動

◇3年生…地域の活動「見つけよう、矢掛のじまん!」において、地域でとれる農産物(なし、大豆、サツマイモ等)や伝統的な名物(和菓子、みそ等)について調べ学習等を行った。
◇4年生…社会福祉協議会の方や地域の支援ボランティアの方を迎えて手話や点字、福祉ボランティアの体験活動(車いす体験)を行っている。
◇5年生…矢掛町や岡山県内の環境問題について調べ、地域の自然を守るためにできる取組を考えた。インタープリターズの方を講師に迎えて実際に川に入って自然環境を調べるなど、体験を通した学習に取り組んだ。
◇6年生…ふるさと矢掛を愛し、地域を大切にしようとする気持ちをもつとともに、地域の方と進んで触れ合うことができるように、地域の歴史や文化を調べる活動を行った。3学期に矢掛本陣や脇本陣などに代表される、宿場町矢掛の町並みのよさを「子ども観光ボランティア」として観光パンフレットの作成を行っている。

② 地域貢献活動

○地域の清掃を行ったり地域の行事に積極的に参加したりすることで地域貢献について考えることができるようにしている。しかし今年度はコロナ禍のため、地域の行事が中止になり、例年のような活動はできていない。

③ やかげ学

○週に1回(木曜日)に矢掛高校の生徒が来校し、学習支援や奉仕活動などを実施することを通して、本校児童と交流している。(全学年)

④ 「学びのポイントラリー」への参加

○矢掛町で行われている「学びのポイントラリー」の事業やイベントに進んで参加している。公民館行事等、身近な自然に親しんだり、地域の方と交流したりする講座等に参加することはより地域のことを学ぶ機会となっている。(全学年)

来年度の活動計画

新型コロナウイルスの感染拡大状況が予測できないので、令和3年度と大きな変更をせず計画をしている。
具体的な活動としては、
①生活科・総合的な学習の時間等における活動
②地域貢献活動
③やかげ学
④「学びのポイントラリー」への参加
を予定している。
課題の持たせ方、課題追究の仕方、発信の仕方等を工夫し、児童がさらに主体的な態度で活動に取り組めるようにする。