• やちよしりつたかつちゅうがっこう
  • 八千代市立高津中学校 〔キャンディデート校〕

  • Yachiyo Munichipal Takatu Junior High School
  • 種別, 地区
  • 主な活動分野環境, 平和, その他の関連分野

所在地 〒276-0036 千葉県八千代市高津880番地4
電話番号 047-450-0151
ホームページ https://www.yachiyo.ed.jp/jtakatu/
加盟年 -

2022年度活動報告

活動分野

環境, 平和, 福祉, 持続可能な生産と消費, 健康

(1)活動の概要(800字程度+活動内容を表す写真)
本校は、「未来社会を創造し 心豊かに たくましく生きる 生徒の育成」を学校目標とし,一人一人の生徒が社会の激しい変化に適切に対応できる資質や能力を身に付け,夢をもって,自分の将来を自分の力で切り拓いていける生徒の育成を目指している。また本年度は,教育理念を「あたたかい学校,高津中学校」とし,あたたかい学校とは生徒同士がお互いを認め,共に生きていくことのできる学校と定義付け,日々の実践に取り組んでいる。そこで本校では,ESDを子どもたちのよさや可能性を引き出し伸ばす教育と捉え、ESDの実践「平和と公正をすべての人に」を通して学校目標達成の一助になることを目的とした。そのためにも本校の教育理念である「お互いを認め合い,共に生きていくこと」が必要であると考えた。具体的には、仲間や保護者,地域の方々と交流することを柱に,平和と公正について考え活動し,お互いを認め合い,ともに生きることの大切さを学んだ。主な活動としては,①学校行事に係る活動 ②「自らを磨く」に係る活動 ③「お互いを認め合い,ともに生きる」に係る活動 ④「地域の方々とつながる」に係る活動を行った。令和2年度からは全校でSDGsについての学習に取り組み,SDGSと各教科とのつながりを意識した横断的な教科指導を実現させるために年間指導計画の見直しを図った。令和3年度には,生徒会を中心に「私たちにできることは何か」を自ら考え取り組んだ。令和4年6月には,SDGs mouthを設け「社会のために主体的に活動できることは何か」を一人ひとりが考え,互いに認め,学びあう活動を通して,社会に貢献していこうとする姿が見られた。

① 学校行事に係る活動
自分の役割を自覚し,お互いを認め合い,共に生活をしていくことの大切さを学ぶために,生徒の主体的な活動を中心に教育活動を実施している。特に体育祭では3年生のリーダーを中心に,全校生徒を5分団に分け活動した。今までの経験や学習した教科を横断的に活用し,平和で公正な活動をするために必要なことを常に考え行動した。リーダーとフォロアーが一つの目標に向かって力を合わせ,互いを認め合い,一つの目標に向けて己の役割やコミュニケーションの取り方など思考し,実践した。中でも各分団の5分間の演舞(応援合戦)は,各分団が団結し1つのものをつくる達成感や楽しさを学び,仲間や保護者,地域の方々が認めてくださるあたたかな拍手を受けることで自己有用感を体験することができた。

② 「自らを磨く」に係る活動
「自らを見つめ,自分の役割を考え行動する」を意識し,毎日の清掃活動や各教科の学習に取り組んだ。特に清掃活動では,清掃フロアリーダー(3年生)を中心として全校生徒の一人一人が自分と向き合い,仲間と協働し,環境整備に励むことを目的とした。各フロアには,フロアリーダーと場所リーダーがおり,フロアリーダーは活動全体の総責任を負い,場所リーダーは担当場所の責任を負う。清掃担当者と共に,短い時間(10分間)に自分と向き合い,仲間と協力して自分の役割を自覚し,自分のため,仲間のために主体的に取り組むこの活動は,各教科における教科学習にも生かされ,主体的に集中して物事に取り組める生徒の姿が多くなった。

③ 「お互いを認め合い,ともに生きる」に係る活動
本校は通常学級(24学級)と特別支援学級(3学級(知的障害特別支援学級,自閉症・情緒障害特別支援学級)が日常の学校生活,各教科,特別活動,総合的な学習の時間において直接的な交流及び共同学習をしている。特に2年生や3年生で実施される宿泊行事や,合唱コンクール,体育祭などでは,通常学級と特別支援学級の分け隔てなく活動する中でお互いに補い合い,学び合い,健康や福祉を意識し,ともに活動することの大切さとそのために必要なことを学ぶことができた。

④ 「地域の方々とつながる」に係る活動
地域の自治会や実行委員会等の団体が主催する音楽会(ローズフェスタ)に参加し地域との交流を図った。コンサートには吹奏楽部,合唱部が日頃の練習の成果を発表することで地域の方々に笑顔と素敵な音楽,歌声を披露した。「社会を明るくする運動」などでは,地域の方々と一緒に過ごし,会話だけでなく音楽を通して自分たちの感謝の気持ちを伝えるともに,ともに認め合うことの大切さを学んだ。
日頃の感謝の気持ちを伝えるイベントとして,クリスマスコンサートを実施し,日頃お世話になっている親や先生方本校の生徒仲間に想いを伝える活動を行うことができた。

来年度の活動計画

活動計画(200~400字程度)
※2023(令和5)年度の活動計画
●重点活動分野1 「八千代子どもサミット」に沿った活動
生徒会役員を学校代表とした,八千代市近隣地域の学校代表が一堂に会して,「地域に貢献できる活動」また,「社会問題に対して何ができるか」などを議論し,近隣小中学校が連携して地域貢献活動を推進・実践していく会議「八千代子どもサミット『地域子ども会議』」を設けている。毎年リーダー研修などを経て,様々な地域貢献活動を企画・展開している。本年度は各学校で取り組めるSDGsに関する活動を企画し,本校では「プラスチックストローレス活動」「給食などでの残飯削減の呼びかけ」「SDGsクイズ」などの活動を行った。今後も関係機関の協力を仰ぎ,連携しながら地域貢献活動の維持・促進に努めた。来年度以降も継続的に活動を展開していくことを目指している。
●重点活動分野2 「持続可能な開発と持続可能なライフスタイル」に沿った活動
体育祭等の学校行事や各学年の宿泊学習,職場体験学習など多様な価値観・属性で構成される組織の中で,自らを活かし互いを認め合い活動し,様々な問題解決に向けて横断的な学習の場を多く設けた教育課程の見直しを図る。また,ユネスコスクール校との交流を通して,生徒一人一人が主体的により公平で平和な活動を考え行動できることをめざして教育課程の編成をしていく。
●重点活動分野3 「異文化学習、文化多様性及び文化遺産の理解・尊重」に沿った活動
夏祭りや敬老会などへの参加や地域での職場体験学習,宿泊学習における現地の方々との交流(民泊,ペンションやスキースクールの方々との交流),学校行事を通しての仲間との関わり(リーダーシップフォロワーシップ)などからそれぞれの集団の特有の特徴を学びその文化を通して共生の方法や価値観を再確認することができた。ユネスコスクール加盟認定後も継続的にその活動をすすめ,さらに主体的,対話的で深い学びにつながり継続的に活動するための教育課程の編成をしていく。

過去の活動報告