2022年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

海洋, 減災・防災, 気候変動, エネルギー, 環境, 文化多様性, 国際理解, 平和, 人権, 福祉, 持続可能な生産と消費, 健康, 食育, 貧困

本校は,「自らの可能性を拓く子どもの育成」を学校理念として,ユネスコスクールが重点的に取り組む3つの分野を通して,「つながる力」の育成を目標とした。

本校には,特別支援学級(知的,情緒,難聴),言語障害通級指導教室,LD・ADHD通級指導教室が設置されており,一人一人の教育的ニーズに応じた支援を行っている。また,障害の有無に関わらず,子ども達が互いを理解し,よりより関係を築くことを目指し,積極的に通常学級と特別支援学級の交流活動を行っている。教科や行事の中で,どのような関わり方をすることで,より充実した共同学習となるかを検討し,実践,改善を繰り返した。共に活動する中で,互いの個性を認め,相手に合わせて接し方を工夫する児童も増えてきている。また,どんな場面でも,すぐに手を貸すことがよいのではなく,本人が頑張ろうと取り組んでいる時は見守り,助けを必要としていそうな時はさりげなく声を掛ける等,互いを尊重するとはどういうことかを考え,行動に移していた児童がいた。

コロナ禍において全員で歌うことができないことをきっかけに始めた手話で歌う活動を継続して行っている。校歌をはじめ,今月の歌として毎月1曲ずつ全校で取り組んでいる。様々な歌に取り組むことで,他の歌でも登場した手話(言葉)が身に付いている児童もいる。今後は,手話を使って,よりつながりが広がるような活動を考えていく。

6年生は,「通訳・翻訳プログラム」を利用した国際共同授業で,韓国の小学校とオンラインでつながる機会を得ることができた。互いの自己紹介や学校紹介等,英語を使って交流した。活動後に書いた児童の振り返りを読むと,多くの児童が,英語を使って外国の人とつながる喜びをたくさん感じることができたようだ。全7回の交流であったが,次の交流予定日までに,伝えたいことが伝わるよう,主体的に言葉を調べたり,練習したりする児童の姿がみられた。また,韓国の文化を知るよい機会となったと同時に,自分たちの文化も振り返るよい機会にもなり,とても有意義な交流の場となった。

来年度の活動計画

次年度は,ESD推進部会を中心とし,教科横断的な視点から教育活動の計画・運営・改善をより進めていく。また,活動の記録や資料のデータを計画的に格納し,次年度以降の活動に生かせるようにいてきたい。

委員会活動では,個々の委員会の活動で終わらず,代表委員会を中心とし,各委員会が連携して,学校や地域をよりよくしていく活動を目指していく。

地域人材,外部人材を積極的に活用して,目標に迫っていきたい。