2022年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

文化多様性, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 国際理解, 平和, 人権, ジェンダー平等, 福祉, 持続可能な生産と消費, 健康, 貧困

本校では、持続可能な社会の創り手の育むため、現代社会における地球規模の諸問題を自らに関わる問題として主体的に捉え、その解決に向けて自分で考え、行動する力を身に付けるとともに、新たな価値観や行動等の変容につなげられるような活動を行っている。

 

≪教育課程内≫

〇教科等

〈地域における課題解決型学習〉

・総合的な探究の時間「閑谷學」……全生徒、1年次(1単位)・2年次(1単位)・3年次(1単位)

・学校設定教科・科目「地域協働探究」……普通科協働探究系の生徒、2年次(5単位)・3年次(6単位)

〇行事

〇生徒会活動……よりよい学校・地域づくりへの主体的参画、行動、連帯

 

≪教育課程外≫

・部活動

・地域でのボランティア活動

 

主な活動(例)

【平和】ウクライナ支援募金活動

ウクライナの戦争のニュースを目の当たりにし、平和について及び誰もが平等に教育を受ける権利について考えるとともに、ウクライナの子どもたちへ何か支援できることはないか考えた。現地の子どもたちの教育のために本校2年生による商品開発のキーホルダーを返礼品とした「ガチャガチャ募金」を企画した。キャリア探求科の授業「商品開発」で、本校オリジナルの和気町マスコットキャラクターの「ウクライナカラーバージョン」を製作し、本校の文化祭、和気町、備前市、岡山市で募金活動を10回行った。多くの方からいただいた浄財を岡山ユニセフ協会へ寄付した。

 

【人権】障害者野球チーム「岡山桃太郎」との交流

障害者野球チーム「岡山桃太郎」と本校野球部は交流試合などを通して、障害者理解を深めている。地域の小中学生を対象として野球教室の共同運営などを通して、野球人口の増加を目指すとともに、障害者と身近に触れ合い、人権の大切さや共生社会の重要性を考える機会を設けている。また、野球部員が発案し企業と連携し製作した、日本初の「障害者野球専用グラブ」を開発した。選手一人ひとりにあったもので個人の能力を最大限引き出すための手助けをした。

 

【その他】

・海外姉妹校等との交流(韓国、台湾の高校とのオンライン交流)

・English Fes(地域の子供たちや外国籍の方々との交流会)

・「届けよう、服のチカラ」プロジェクト(ユニクロが行う衣料支援に参加)

(リサイクル、リユースを通して、持続可能な社会の実現を目指す)

・旧閑谷学校との連携(研修及びボランティアガイド)

・総合的な探究の時間「閑谷學」における探究活動(持続可能な社会の実現を目指す)

(ビオトープ、古民家カフェ、論語の普及・中学校への出前授業、耕作放棄地の活用、備前焼の普及、全国募集、小学生とのスポーツ交流、地域の大人への聞き書き)

・岡山県高校生議会への参加や生徒会役員選挙(主権者教育の充実)

・レモネードスタンド(小児がん支援)

・バンクギャラリーの開設と展示

(元銀行の金庫をギャラリーとして再利用し、子どもの貧困をテーマにした展示)他

 

 

来年度の活動計画

来年度も今年度の活動を継続し、教育課程内外問わず、様々な場面で持続可能な社会の実現とその創り手になることを目指していく。国際理解、環境、文化多様性、人権、平和等の個別分野を持続可能な開発の観点から分野統合的な取り組みをし、新たな価値観や行動等の変容につなげる。

来年度は新型コロナウイルス感染防止対策が緩和されることから、今年度以上に地域での活動や外部との交流が増加することが予想される。様々な出来事を自らに関わる問題として主体的に捉え、その解決に向けて、身近なところからできることを実践していくことで、地球規模の課題解決に向けていく。