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2023年度活動報告

活動分野

生物多様性, 環境, 文化多様性, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 国際理解, 平和, 人権, ジェンダー平等, 持続可能な生産と消費, 食育

「自分たちの手で、世界が変わる。ー世界に向けて、主体的に働きかける人物へ」をテーマにした主体的な学びへの取り組み

 多様な個が持つ力を存分に生かすことは地球規模の課題を解決する最善の方法である。そのためには他者の尊厳や人権にも尊重できるような心身面で満ち足りた環境が必要であり、本校では教育と家庭、そして家庭集団で構成される共同社会(地域)という3方向からシュタイナーの人間観をベースとした子どもの成長・発達段階に応じた適切な環境を整えることを意識している。どの子も自分らしさを発揮し主体的に社会形成に関わっていくためには、学習成績自体を自己目的化してしまうのではなく、学習内容に対してきちんと自己との関係を築くことができる教育を目指す必要があると捉え、「自分たちの手で、世界が変わる。ー世界に向けて、主体的に働きかける人物へ」をテーマにユネスコスクールが重点的に取り組む3つの分野を通して、以下の主体的な学びへの取り組みを行った。

  1. 学ぶ環境作り:成長・発達段階に適した教育と持続可能な教育の形を探る
  2. 喜びを持って暮らす」全学年に及ぶ手の仕事
  3. 持続可能な生産と消費
  4. 異文化理解への土台作りとその一歩
  5. その他:共同社会(地域)による大人の働く姿が当たり前にある環境作り

1. 学ぶ環境作り:成長・発達段階に適した教育と持続可能な教育の形を探る

本校は親立のオルタナティブスクールである。少子化による生徒数減少、地方にオルタナティブ教育の機会を担保すること、この2点は地方のオルタナティブ教育が抱える課題であるが、少子化が今より更に進めば生徒数の確保と教育の機会の担保は日本国内全土の教育課題となる。成長・発達段階に応じた子どもの学習に無理のない形でどのように教育の機会を担保していくのか。本校は、現状の課題に対し成長段階に応じた教育実践はそのままに今年度のクラスを以下のように編成した。

   初等部低学年クラス(1、2、3年生)

      中学年クラス(4、5年生)

中等部高学年クラス(7年生単独)

⚫︎以下それぞれのクラスの取り組みと様子について

<低学年クラス>は1、2、3年生の学年の差のある大きな集団であることが返って子どもたちの社会性を養い、上の学年の子どもたちがお手本になろうとする姿がみられた。1、2年生にとっても憧れの気持ちが芽生え先生や友達と協力することができるようになった。日々の長距離散歩では3年生が1年生の手を引いてやり、安全に配慮しながら歩くということを言葉ではなく行為で示していく姿が印象的だった。

<中学年クラス>では 2回のクラス劇に取り組んだ。中断することなく演じることができたのは、全員が自分のセリフ以外のシーンのセリフを覚えていたこと、頼りない子をサポートするなどチームとしての団結感が生まれていたからこそ。ダンスや漫才など各々得意なことを織り交ぜユーモアたっぷりに公演することができた。個々の役割を果たし、できる人が自分のできる範囲でできることをし、その上で個々の色を存分に出すことができたのは本校が目指している人間像でもある。普段よく口喧嘩をしていた子たちが認め合えるようになったり、男女共にどの子の隣であっても嫌がらず公平に接することができるようになるなど、クラス全体に一体感が生まれ安心して過ごせている。内面的、外見的にも大きく成長を遂げるこの年代に、個々の差異を認め、自己理解と他者理解を両立させながら、一人ではできない大きな課題に取り組むことができた経験は社会で協働していく際の大きな糧になる。   

<中等部高学年クラス>の学びはより学びが複雑化、細分化されたことにより、落ち着いて勉強できる環境が必要になり、単式クラスでの学びが相応しいと考えた。小さなクラスのフットワークの軽さを活かしフィールドワークを多様に取り入れた授業を展開した結果、自分とその周辺だった彼らの世界がグッと広がった。鉱物学の授業では7年生のお祖父様が集めていた化石をいただいたことから、叩いて中にどんな物が入っているか見てみたところ、光る赤い粒を発見。近隣の博物館に鑑定をお願いしたところガーネットであることが判明。表面的な理解にとどまらず自分たちの学びが実際の世界と繋がっていることを実感し、より世界で起こっている出来事に関心を持ち、繋がろうとする意欲的な態度が見られた。

                   

2. 「喜びを持って暮らす」全学年に及ぶ手の仕事

 伝統的に「女性の仕事」とされてきた裁縫や編み物、料理といった生活と密接した仕事はどの人にとっても自分事のはずである。本校では、小学1年生から手仕事の授業を行い、自分の手を動かすことで自分を取り巻く日常の世界が変わることを体験していく。

⚫︎ 初等部低学年クラスの手仕事内容とその様子

 <低学年全学年> 押し花作り、叩き染め、蒸し染め(お弁当包み)・・・異素材・手法の違いを知る

  <1年生> 編み物(棒針:ガーター編み)と簡易織り物・・・素材と出会う

  <2年生> 編み物(棒針:メリアス編み、ボーダー柄)・・・糸を前後に動かして編む

  <3年生> 編み物(棒針、かぎ針)・・・球状のものを包む、左右違った手の動かし方

 

 

 

 

 

1年生にとっては初めての棒針編み。まずは小さなガーター編みから始め、それを小人に仕立てた。最初は慣れない手付きであったのが夏休み明け以降、随分と上達した。2年生は棒針で猫を作り、休み時間には「猫商店」という遊びを展開。手仕事を通し、子どもたちは美しく日常生活に役立つものを作ることで生活に彩が生まれる体験をしていくが、幼い1、2年生にとっては遊びこそが彼らの日常生活の中心であるのだなと実感した。

⚫︎ 初等部中学年クラスの手仕事内容とその様子

 <4年生> クロススティッチ(ブックマーク作り) 棒針:模様編み(アームウォーマー)・・・左右対称の美

 <5年生> 縫い物(上履き入れ作り) 棒針:縄編み(帽子と靴下作り)

手仕事の授業時はどの子もとても静かで自分の世界で自分と向き合っているのが見て取れる。手仕事は鍛錬が必要だが、技術向上だけではない精神面の鍛錬も求められる教科である。単純作業の繰り返しはおしゃべりをしていると目を落としてしまったり数え間違えたり。その場合間違えたところからやり直すことが必要になる。失敗しても根気よくものと向き合っている子どもたちの姿勢に健やかな精神面と集中力が養われているのを感じる。

 

 

⚫︎ 中等部高学年クラスの手仕事内容とその様子

 <7年生> 洋裁の初歩(貫頭衣作り) 棒針:より細かい複雑な形(靴下作り)

 7年生は手縫いで貫頭衣作りに挑戦した。貫頭衣は型紙のない衣服の原型として世界中のどこの地域にも見られる形であり、作り方も2枚のさらしを半分に折り端と端を縫い合わせた簡単な方法である。思春期に入り自分の好きなものや好きなことが明確になってきた7年生は、このあまりにもシンプルな衣服に最初は戸惑った様子を見せたものの、「お風呂上がりで着たら涼しいかも」とか「野良着にしたら動きやすい」などどのようなシーンで着るかを想像しながら作っていった。また1年生から取り組んできた編みものはどの子も細い糸でも手慣れたもので静けさの中で黙々と糸を自在に変え柄や模様を作っていく。

1年生から7年生までの手仕事の授業を通して、最初は不器用だった子どもたちがどんどん器用になっていく身体への信頼感と身体的な自由への喜びを噛み締めている。子どもたちは、生活に役立つ身の回りの物を自分自身の手で生み出していく体験を通して、自分の力で生活していく土台を築き、そこから美しさや生きる喜びを感じとっているのが見て取れる。

3. 持続可能な生産と消費・生物多様性・文化と技術の保全                    

(1) <3、4、5年生> 給食作り      <全学年> 給食の片付けと掃除

    週1回の3ヶ月半の間、担任と子どもたちだけで給食作りに取り組んだ。最初の1ヶ月半は3、4年生チーム、次の2ヶ月は4、5年生チームで、約40人前を約10人の子どもたちが作った。自分勝手なことをすればケガをすることもある給食作り。次第に自分で今何をすべきかを考え、周りの動きに合わせて協働することができるようになった。「今日の給食美味しかったよ!ありがとう!」と別のクラスの先生や高学年のお兄さんお姉さんに言ってもらえた時の子どもたちの表情は本当に誇らし気だった。まだ子どもの自分でも人の役に立つことができる、自分にもできることがあるという自信をつけたようで、家でもご飯の支度や片付けを率先してやる子どもが増えた。片付けについても本校は生活排水で河川を汚さないように、要らなくなった衣服や布を小さく切ったウエスで汚れた自分の皿を拭いて大きな汚れを取り除いてから水で洗い流している。子どもたちもそのようにすることが今では当たり前の行為として行なっている。

 

 

 

(2)<全学年> 稲作  <4年生> 稲藁の家作り  <4、5年生> しめ縄作り    

   

 

 

 

 

 

本校の田園や畑に囲まれた本校の立地を生かし、全校生徒で稲作に取り組んでいる。今年度は前年度のもぐら穴の水漏れの反省を生かし、畔づくりに挑戦した。無肥料無農薬で作っている近所の自然農家さんにも手伝っていただき、生態系の多様性が無肥料無農薬農法の鍵になっているといったお話も伺うことができた。籾つけ、籾まき、田植え、雑草引き、収穫までのプロセスを体験し、収穫作業は生徒だけではなく保護者や幼稚園の子どもたちも参加し大人も子どもも一丸となって取り組んだ。収穫したお米は本校の寄付の返礼品と日々の給食という形で本校の教育の場に還元される。稲藁は田んぼや畑の肥料として利用したり、4年生は稲藁で家を作り、人が入れる小屋を建築中。4、5年生はしめ縄作りにも挑戦した。

 稲作文化の背景には手間暇をかけ育て実りに感謝し美味しくいただく、後始末も綺麗に余す所なく全て利用するといういかにも日本らしい温厚で平和的な考えがある。戦後、簡単に食べられるパン食化が進み、大量生産、大量消費の生活の中で、日本人らしい心や文化、技術は影をひそめ日本の食糧自給率自体も30%台に突入した。自給自足という観点だけではなく、物を大切にすること、生物多様性、文化の保全という側面からも日本の子どもたちが稲作に取り組むこと、そして大人がその機会と環境を用意することはとても意義深いことである。  


 

 

 

 

 

 

(3)<3、4年生> アースオーブン作り <4、5年生>火おこし

 今、手元にある限られた資源で生活を回していくことを考えることは、自分たちの在り方やどのように物事に向き合うのかを考えることと同意である。この年齢の子どもたちにとって覆いのある建造物を作ることは、自分の身体感を養うことにもつながることから、廃材と田んぼの粘土と藁など身の回りにあるもので生活の中で役にたつ道具を作ることに取り組んだ。壮大な計画ではなく自分の手に収まる課題であるということも重要視した点である。土を練り、藁をまぜ、全身を使うことで、土の微妙な変化を感じ取ることができた。どの工程も単純作業ではあるものの、仕事量が多いのでチームが一丸となって取り組む必要があった。ワインの瓶を敷き詰め温度が下がらない設計にし、校舎改装の際に余った漆喰で塗り上げた。

 

 

 

 アースオーブンの点火式として、マッチやライターに頼らないきりもみ式での火おこしに挑戦。枯れ草、枯れた竹材、麻縄・・・どの材料ならうまく火が起こせるか思考し火打ち石をイメージして石と鉄を使う、や虫眼鏡を使うなどアイデアも生まれた。毎日木を擦り合わせたことにより手に豆ができた子も。苦労の末、ようやく3日目にして種火へのマッチングが成功し、そっとアースオーブンへ持って行って点火することができた時には大歓声がわきおこった。

4. 異文化理解への土台作りとその一歩

情報や経済のグローバル化が進み民族間の距離が縮まっている中で、多様性(特に文化や宗教において)に寛容な姿勢が求められるだけではなく、文化の保存という側面もより重要になってきている。そのような視点から本校では、(1)自国の文化に親しむような授業実践と(2)低学年からの多言語学習をカリキュラムに取り入れている。

1)自国の文化に親しむ  <4、5、7年生> 百人一首大会

 7月から百人一首のカルタとりに取り組んでいる。カルタを通してルールに則ることの大切さや和歌の独特な音に慣れ親しんだ。「春すぎて夏来にけらし白たへのころもほすてふあまの香具山」など現在の日本語表記とは違う読み方も面白がって受け入れていく柔軟性は子どもならでは。ゲームが白熱することはもちろん、歌人の名前に興味を持った子もおり、学校図書で伝記を借り日本の歴史にも興味を持つようになった。また夏休みに家族で奈良に旅行した子やフィールドワークで奈良に行った7年生たちは、三笠の山や天の香具山など百人一首で歌われた地名が現存していることに驚き、奈良の地に未だ漂う古のゆったりとした空気感を肌で感じた。 一見自分とは繋がりのない過去の歴史を身近に感じられる経験を子ども時代にすることは文化保存と異文化理解の両方の視点からも必要なことである。

(2)低学年からの多言語学習

 <低学年クラス> 詩の朗読 身体を使ったリズム遊び 絵本の読み聞かせ 歌

  低学年のうちはドイツ語も英語も、音やリズムに慣れ親しむという活動を中心に行なっている。動物の中で、人間だけが思想を言語という形で形成し表現することができる。見たまま聴いたままのありのままの姿を受け入れることができる低学年だからこそ、多言語の響きやリズムに触れることで違和感なく異なるその民族性をも自然と受け入れることができる。

 <中学年クラス> 詩の朗読 身体を使ったリズム遊び 絵本の読み聞かせ 歌 アルファベット 短いスキットによる寸劇 書き取り

中学年から低学年でやっていたことをベースに文字の導入が始まり、外国語学習はより細分化されていく。読めるという文字への興味が目覚める時期でもあり、子どもたちは意欲的に取り組んでいる。

 <中等部高学年クラス> 詩の朗読 文法 フォニックス 会話 ショートストーリー読本

文法の学びが始まり、生徒たちも興味を持ち新しい知識を得ることに喜びを感じている様子が伺えた。1学期にはアメリカとニュージーランドの方を呼んで味噌汁をお昼ご飯に提供し英語で日本の食文化を紹介した。食後、交流の時間を設けフリートークを楽しみ、聞くこと話すことに対する壁を感じつつも理解しようと意欲的に交流する姿があった。2学期には、スペインからの留学生を本校で2週間受け入れ、英語で自己紹介やお互いの好きなことについての紹介を聞いたり話したりした。留学生の住んでいる地域についても聞き取り異文化に対する理解を深めた。

昼休みにはサッカーを教えてもらったり、建築の授業にも参加してもらい、留学生と交流を深めた。子どもたちは徐々に世界へと意識が向かっているのが感じられ、いつか留学したいという子どもたちも出てきている。

5.  その他:共同社会(地域)による大人の働く姿が当たり前にある環境づくり

依然として少子化や核家族が抱える子育ての孤立化は早急に解決すべき国内の重大なテーマになっており、その問題を置いてESD実践は不可能である。他人事にして解決を先延ばしにするのではなく、親子クラス、幼稚部設立運営など保護者自身が自分事として捉え直し主体的に本校の運営に携われていることは本校の強みである。本校の始まりは子育てと教育が抱える現状の課題に対し、一市民の集まりが見出した解決策の糸口の一つの形である。この主体性を持った本校の運営スタイルは、一人一人が主体性を持って動く大人の市民性をも育んでいる。そのようなモデルと景色が子どもの目の前に広がっていることこそが、子どもの主体性を培うだけではなく、世界への信頼感を持って子どもが一歩踏み出す勇気を与えているのだということを実感している。

 本校では11月に豊作を祝って保護者主催の収穫祭が行われる。準備運営はもちろん、杵と臼でつきたてのお餅を子どもたち、教員、関係者に保護者が一丸となって振る舞う。毎年、保護者主催の手作り市もたち、その楽しそうな姿に子どもたちも触発され、それに習った子どもの手作り市が立った。大人の姿を模倣し、子どもたちが売り物を制作し自分たちで運営し始めたこの光景は、保護者にとっては思いがけない贈り物であり、子どもたちの目の前で大人の働く姿があることの意味を再認識することとなった。   

     

シュタイナー教育では7歳から14歳までの時期の子どもたちは「感情」を通して知性を育む時期と言われている。色が混ざり合う、音が混ざり合う、調和のとれた美しいハーモニー(それは美術や音楽だけに留まらない)を子どもたちは学びの中で体験していく。このような体験を伴った感動が、自己と世界をつなぐ架け橋となり、社会を内側から変えていく力になると私たちは信じている。

(2023年度、活動報告)

来年度の活動計画

《持続可能な生産・消費》

○ミツバチと手仕事
世界ミツバチの日 / 5月20日(月)に、ミツバチのための花を植える。巣箱を設置し、9月~10月に蜂蜜とミツロウを採取する。12月にミツロウろうそくを作る。※2023年度より継続

○給食の自給自足・耕作放棄地の活用
米作り/麦作りを継続。在来種の野菜や、手仕事の素材となる和綿・藍などを栽培する。

《文化多様性・異文化理解》

○手話の学び
手話講師の方をお招きし、特別授業を行う。単発の体験にとどまらせず、日々の授業の中で継続的に練習。手話言語国際デー / 9月23日(月)に学びの成果をまとめ、披露する。(4年生以上)

《各クラスの取り組み》

○全学年共通
・オイリュトミー・・・音楽やことばに合わせ、調和的な動きをや他者との協働を学ぶ。
・外国語(ドイツ語/英語)・・・言語の学びを通して、他国の文化を知る。留学生やネイティブのゲスト講師を迎え、多言語で交流する。

○低学年クラス(1~3年)・・・「世界に対する信頼を育む」
・手仕事・・・羊毛・綿などの素材と出会う。編み物を中心に、生活に必要なものをつくる。
・お散歩・・・季節を楽しむ。手仕事の素材となるものを集める。歩くことを通して、地域の水や川の流れ、標高などを体感的に会得し、4年生以上の学びである郷土学(地理・歴史)の土台とする。

○中学年クラス(4~6年)・・・「衣・食・住にまつわる手の仕事を中心に、自らの手で世界へ働きかける」
・家づくり・・・自分の手で覆い(安心・安全)をつくる体験。素材は土に還るもの・身近にあるものを使用する。
・繊維の学び・・・お蚕さんを育て、糸を取る。和綿を栽培し、糸を紡ぐ。
・『古代オリンピック競技会』・・・古代オリンピックを模した競技会(※)に参加し、古代ギリシアの学びを深める。※他校と共同で開催される。

○高学年クラス(8年)・・・「身近な世界から一歩踏み出し、外の世界に目を向ける」「これまでの体験的な学びを土台として、抽象的な思考力を育む」
・地球学・・・自然科学の観点から地球に関することを包括的に学び、地球規模の課題について問いを立てる。抽象的課題に対し、自分たちにできる具体的な一歩を見出す。
・日本史(江戸時代)・・・郷土史(和歌山県・紀伊国)・地理の学びとしても扱い、校外学習を積極的に行う。

《教員の取り組み》

・ESDカレンダーの作成
・ユネスコスクールの報告会やフォーラムに参加し、他校の取り組みを学ぶ

《保護者・運営の取り組み》

・「ユネスコスクールだより」を創刊

過去の活動報告