2020年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

減災・防災, 環境, 平和, 人権, 福祉

本校は、「共に生きる」を活動テーマとして、ESDを地域とつながり、環境・仲間・命を大切にする場と捉え、ESDの実践を通して、心を育て、社会の中での実践力を育成することを目標とした。
具体的には、環境、仲間、命を柱に、➀環境に係わる活動、➁人権に係わる教育、➂防災に係わる学習を行った。
➀ 環境に係わる活動
(ねらい)
・ 学校や地域の公共施設や自然環境の清掃・美化活動などの体験を通して、人々と関わり、地域を大切に思う心を育て
る。
・ 身近な環境から課題を見つけ、調査や体験活動を通して理解を深め、自分たちにできることを見つけて取り組む。
(活動の実際)
・ 一人一鉢活動や地域と連携した栽培活動(芝桜植え)を行い、全校で季節の花を育てた。また「海や浜辺を美しくする
標語」「地域を明るくする標語」を全校児童が作成し、代表作品を立て看板にして海岸や地域に掲示し、啓発活動を行っ
た。
・ 地域に出向いて清掃活動を行ったり、花のプランターを設置したりする「きらきら活動」を行った。
➁ 人権に係わる教育
(ねらい)
・ 縦割り班活動や全校集会活動を通して仲間意識の深化を図るとともに、コミュニケーション能力を育てる。
・ 平和学習やなかま集会などを通して、命の大切さや人権について学び、自尊感情を高め、自分も友達も大切にする心情
を育てる。
(活動の実際)
・ 縦割り班活動として、運動会での浮小リレー、縦割り班遊びや長縄跳びを行った。
・ なかま集会では、全校児童で浮小なかま宣言をし、人権劇を見て学級ごとに話し合う活動を行い、友達を大切にする気
持ちを高めた。
➂ 防災に係わる学習
(ねらい)
・ 地震・津波・火災の発生時に、速やかに安全に避難できる能力や態度を養い、その場に応じた行動が実践できるように
する。
・ 地震・津波・火災の災害について知り、自分たちにできることを考え、実践できるようにする。
(活動の実際)
・ 発生場所や時間帯、内容等様々な状況を設定した避難訓練を実施した。
・ 防災参観日では、公民館、消防団等地域の関係機関と協力して、地域ぐるみで防災訓練を実施した。(今年度は新型コ
ロナウイルス感染症拡大防止対策のため規模を縮小して実施)
・ 特別支援学級では、津波を想定した避難訓練で、近隣の高津小学校まで避難する訓練を行い、防災学習を通じて他校と
の交流を図った。

来年度の活動計画

「共に生きる」を活動テーマとして、引き続き、「環境」「人権」「防災」を3本柱に取り組んでいく。「環境」では、海との関わりを中心とした海岸清掃や標語看板設置の活動、地域の環境美化のための栽培活動等に取り組む。「人権」では、異学年児童の交流を図る縦割り班活動や通常学級と特別支援学級との交流活動を行う。「防災」では、避難訓練の充実を図るとともに、地域と合同の防災訓練で消火訓練や起震車による体験等を行う予定である。