2020年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

減災・防災, 国際理解, 平和, 人権, 貧困

2021年、東日本大震災発生から10年となる今年。「今、私たちにできることは何か」を考え、防災の知識や命の大切さを学ぶために立ち上げた「子ども防災プロジェクトチーム(以下、子防プロ)」も、設立10年の節目を迎えました。
本校では、「いのちの教育」を学校理念として、災害で失われたいのちの尊さを実感し、自らのいのち(時間)をどう生かすかという問いを地域貢献活動につなげ、学校と地域が一体となり活動をサポートしてきました。「減災・防災教育」をESDの柱に据え、“普段のことから真剣に”のスローガンのもと、これまで積み重ねてきた減災・防災教育は本校で培ってきた人権教育と共に、「人権防災教育」として昨年度から計画を整え活動を進めています。

① 減災・防災に関わる教育(「人権防災教育」)
今年度も『いのち』をキーワードに、被災地から学んだ『普段のことから真剣に』をスローガンに掲げ、人権防災教育活動を展開しました。地域のNPOや校区小学校、近隣の高等学校との連携も重ね、知識や経験を身につけ深めました。

② ボランティアに関わる活動(「UNESCO ESDパスポートの取組」)
今年度は新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受け、ボランティアに取り組む時期も回数も場所も限られておりましたが、生徒は自分にできることは何かを考え、地域清掃や小学校への出前授業などに積極的に取り組みました。

<令和2年度>
10月24日 大阪市立北津守小学校 人権防災出前授業
11月26日 大阪市立長橋小学校 人権防災出前授業
12月2日  ごみゼロ運動 (地域清掃)

来年度の活動計画

これまでの人権防災教育の取組を踏まえ、2021年度は生徒が主体的に取り組めるための体制づくりを進めることを検討しています。今年度(2020年度)に取り組めた「人権防災出前授業」や「ごみゼロ運動」をはじめ、生徒会が主体となって取り組んでいる「ペットボトルキャップ集め」などを全校生徒で積極的に推進できる体制を整えていこうと思います。地域のリーダーとして早くから意識を高めることができるよう準備を進めています。