2020年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

減災・防災, 環境, 文化多様性, 国際理解

鶴牧中では、グローバル社会で活躍できる人材の育成を目指し、持続発展教育・ESDの主テーマとして「国際理解教育」の推進を掲げ、特色ある教育活動を展開している。また、「防災・減災教育」や「環境教育」にも意図的・計画的に取り組むことにより、多様な人々と協働しながら、様々な社会的変化を乗り越え、新たな価値を創造できる力の育成を図り、持続可能な社会の創り手を育てている。
(1)国際理解教育の推進に係る活動
①水曜サプリ(地域と連携した英検学習会)
地域の方々やTEPRO(東京学校支援機構)と連携し、英検の合格を目指した学習会を水曜日の放課後、希望する生徒を対象に行っている。英語に精通した地域にお住まいの方やTEPRO(東京学校支援機構)から紹介いただいた方が年間を通じて講師を務めている。
②TTGG (Tama Tsurumaki Global Gateway)
近隣の大学に通う海外からの留学生や地域の外国人が講師となり、月に2回程度、年間を通して希望する本校の生徒と英語を通して交流活動を行っている。コーディネーターが毎回違ったテーマを設定し、そのテーマをもとに英会話を行っている。
③TED(Tsurumaki English Day Camp!)
夏季休業日中の2日間、外国人や近隣の大学生と英語でゲームや異文化理解活動、英語劇、英会話などに取り組んでいる。授業で学習した英語を活用する機会を増やすことにより、実生活の中で英語を使って、外国人とも積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度の育成を図ることができる。
(2) 防災・減災教育の推進に係る活動
7月に1年生全員を対象に防災巻作りを行った。講師の講演を伺ったのち、一人一人が被災後24時間のシミュレーションに基づく防災を作成し、発表した。また、9月には、日本赤十字社の方から避難所生活で役立つ技術や身近なものを活用してできる応急手当について学んだ。このことを通して、被災時における共助について意識を高めることができている。
(3)環境教育の推進に係る活動
5月に地域の方からゴーヤの植え方について学ぶとともに、水やりを継続的に行い、8月に緑のカーテンを完成させている。地球温暖化への対策として自らできることについて考える機会となっている。

来年度の活動計画

令和3年度の活動についても、「国際理解教育」「防災・減災教育」「環境教育」の3つの柱を中心に、ESDを意図的・計画的に推進していく。
(1)国際理解教育の推進に係る活動
①水曜サプリ
英検準2級・3級・4級コースを設定し、地域の方と連携して実施する。
②TTGG(Tama Tsurumaki Global Gateway)
月に2回程度、近隣の大学に通う大学生と英語で直接交流することを通して、英語を実践的に活用できる能力を培う。
③TED(Tsurumaki English Day Camp!)
夏季休業日中に、近隣の大学生や地域に住む外国人と英語を活用して生活するTEDを2日間実施する。
(2)防災・減災教育の推進に係る活動
①日本赤十字社と連携した防災デイキャンプの実施
5月に、日本赤十字社と連携した防災デイキャンプを実施し、自助・共助の意識を高めるとともに、震災時における対応力を向上させる。
②講師を招聘した防災巻づくり
7月に、講師を招聘して被災から24時間の想定を巻物に表現させることにより、災害を想定し、備える力を高める。
(3)環境教育の推進に係る活動
①グリーンカーテン作り
①地域と連携し、5月にゴーヤの苗植えを行うとともに、育成活動を継続的に行ったり、グリーンカーテンの効果を考察することにより、環境問題に興味をもち、主体的に実践しようとする態度を育てる。