2019年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

減災・防災, 環境, 文化多様性, 国際理解

本校では、グローバル社会で活躍できる人材の育成を目指し、持続発展教育・ESDの主テーマとして「国際理解教育」の推進を掲げ、特色ある教育活動を展開している。また、「防災・減災教育」や「環境教育」にも意図的・計画的に取り組むことにより、多様な人々と協働しながら、様々な社会的変化を乗り越え、新たな価値を創造できる力の育成を図り、持続可能な社会の創り手を育てている。
(1)国際理解教育の推進に係る活動
①TTGG (Tama Tsurumaki Global Gateway)
近隣の大学に通う海外からの留学生や地域の外国人が講師となり、月に2回程度、年間を通して希望する本校の生徒と英語で交流している。退職した本校の元教員がコーディネーターを務め、毎回違ったテーマで英会話を行っている。
②TED(Tsurumaki English Day Camp!)
夏季休業日中の2日間、外国人や近隣の大学生と英語でゲームや異文化理解活動、英語劇、英会話などに取り組んだ。授業で学習した英語を活用する機会を増やすことにより、実生活の中で英語を使って、外国人とも積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度の育成を図ることができた。
(2) 防災・減災教育の推進に係る活動
7月に1年生全員を対象に防災巻作りを行った。講師の講演を伺ったのち、一人一人が被災後24時間のシミュレーションに基づく防災を作成し、発表した。また、10月には、日本赤十字社の方から避難所生活で役立つ技術や身近なものを活用してできる応急手当について学んだ。このことを通して、被災時における共助について意識を高めることができた。
(3)環境教育の推進に係る活動
5月に地域の方からゴーヤの植え方について学ぶとともに、水やりを継続的に行い、8月に緑のカーテンを完成させた。地球温暖化への対策として自らできることについて考える機会となった。

来年度の活動計画

2020年度については、国際理解教育をさらに充実させて、SDGsの様々な視点から社会に関心をもち、自らできることを考え、できることについて積極的に取り組もうとする生徒の育成を進めていく。特に、英語力の向上、多文化共生や多文化理解についての意識を高めることについて、重点的に取り組む予定である。また、防災・減災教育や環境教育についても意図的・計画的に取り組むことにより、持続可能な社会の創り手に必要な資質・能力の育成を図っていく。