2020年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

減災・防災, 世界遺産・地域の文化財等, 人権, 福祉, 食育

登校は、「11年間の連続した学びを生かして、故郷に誇りを持ち、夢に向かい未来を生き抜く力の育成」を学校理念として、ESDの実践を通して「ふるさとを誇りにして未来を切り開く生徒の育成」を目標とした。ただし、今年度の活動についてはコロナ禍の中でということもあり、いくつかの面で中止とし、来年度以降に計画を持ち越すということもあった。

具体的には、①ふるさとに関わる活動、②福祉に関わる活動、③伝統文化に関わる学習、④環境に関わる学習を行った。

1 ふるさとに関わる学習

〇ふるさとWALK・・・ふるさとの良さを地域の方から学び、地域の歴史や文化を知る。実際に地域を歩き学ぶ。(今年度は中止)

〇梅採り、梅干しづくり・・・地域の特産物である梅を園児や小学生と一緒に採り、採った梅で梅干しをつくる。(今年度は中止)

2 福祉に関わる教育

〇アルミ缶回収活動・・・地域ぐるみでアルミ缶を回収し、集めたアルミ缶をリサイクル工場に持っていき換金をする。そのお金で福祉施設へ車イスなどの福祉機器を贈呈している。

〇友愛訪問・・・一人暮らしの高齢者の方の家を訪問し、家の掃除や草引きなどを行い、高齢者の方と話をする。(今年度は中止)

3 伝統文化に関わる学習

〇闘茶会・・・地域の方をお招きし、闘茶会を行うことで、地域の伝統産業であるお茶の魅力を知る。(今年度は中止)

〇奈良晒体験・・・実際に奈良晒体験を行い、伝統文化を体験する。(今年度は中止)

〇紅花染め・・・地域の特産である烏梅を使用し、紅花染めを行う。(今年度は中止)

4 環境に関わる学習

〇地域清掃、梅林清掃・・・年2回、自分の住んでいる地域を清掃する活動。3月には、観光地となっている梅林地域を清掃する。

〇花いっぱい運動・・・学校で植えた花(プランター)を地域に配り、月ヶ瀬地域が花いっぱいになるようにする運動を行っている。

 

 

 

来年度の活動計画

アルミ缶回収活動は25年目をむかえた。コロナ禍という状況で活動を選別しなければならないことも考えながら活動をしていく。

つぶし作業では、大量に集まったアルミ缶と、照り返す暑さ、アルミ缶の臭いとも格闘しながらの作業で大変ではある。しかし、そんな中でも生徒たちは黙々と作業をする姿が見られる。また、回収を手伝ってくれる「愛歩21」の方々や、つぶしたアルミ缶を伊賀のアルミ缶工場まで運ぶ「アルミ缶搬入ボランティア」の方々に大変感謝をしている。地域とのつながりが強いこの活動で生徒たちの心も育っていると感じられる。

25年間続けてきているアルミ缶回収活動を中心として、今年度の活動内容(以下の内容等)を継続して行う。

 

〇伝統文化ー奈良晒ー

〇ふるさと探求

〇キャリア学習 〇進路学習 〇平和学習

〇月ヶ瀬の良さ発掘 〇地域産業から学ぶ

〇地域産業を見つめる 〇修学旅行で学ぶ

〇梅採り体験 〇梅の加工品作り

〇職場体験に向けて 〇職場体験 〇職場体験のまとめと発信

〇ふるさとの良さ発信 〇月ヶ瀬の現状を知る

〇月ヶ瀬の良さ発掘

〇地域の人に話を聞く 〇月ヶ瀬中観光戦略課を立ち上げる

〇お茶について学ぶ 〇梅干し販売

〇体験のまとめと発信

〇奈良市キャリア教育発表会

〇奈良晒体験

〇紅花染め作品つくり

〇月ヶ瀬中観光戦略課案を発信する

〇卒業制作で地域に貢献する

〇学習のまとめ発表会