2019年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

生物多様性, 減災・防災, 気候変動, エネルギー, 環境, 世界遺産・地域の文化財等, 国際理解, 平和, 人権, 福祉, 持続可能な生産と消費

当校は、「10年間の連続した学びを生かして、故郷に誇りをもち、夢に向かい未来を生き抜く力の育成」を学校理念として、ESDの実践を通して「ふるさとを誇りにして未来を切り開く生徒の育成」を目標とした。。

具体的には、①ふるさとに係わる活動、②福祉に係わる教育、③伝統文化に係わる学習、④環境に係わる学習を行った。

1 ふるさとに係わる活動

○ふるさとWALK…ふるさとの良さを地域の方から学び、地域の歴史や文化を知
る。実際に地域を歩き学ぶ。
○梅採り、梅干しつくり…地域の特産品である梅を園児や小学生と一緒に採り、
採った梅で梅干しをつくる。

2 福祉に係わる教育

○アルミ缶回収活動…地域ぐるみでアルミ缶を回収し、集めたアルミ缶をリサイクル工場に持っていき、換金する。そのお金で福祉施設へ車いすなどの福祉機器を贈呈している。
○友愛訪問…一人暮らしの高齢者の方の家を訪問し、家の掃除や草引きなどを行い、高齢者の方の話と話をする。

3 伝統文化に係わる学習

○闘茶会…地域の方をお招きし、闘茶会を行うことで、地域の伝統産業であるお茶の魅力を知る。
○奈良晒体験…実際に奈良晒体験を行い、伝統文化を体感する。
○紅花染め…地域の特産である烏梅を使用し、紅花染めを行う。

4 環境に係わる学習

○地域清掃、梅林清掃…年2回、自分の住んでいる地域を清掃する活動。3月には、観光地となっている梅林地域を清掃する。(今年度は梅林地域の清掃は中止。)
○花いっぱい運動…学校で植えた花(プランター)を地域に配り、月ヶ瀬地域が花いっぱいになるようにする運動を行っている。

来年度の活動計画

アルミ缶回収活動は24年目を迎えた。
つぶし作業では、大量に集まったアルミ缶と、照り返す夏の暑さ、アルミ缶の臭いとも格闘しながらの作業は大変であるが、その中、生徒は黙々と作業をする姿が見られる。また、回収を手伝ってくれている「愛歩21」の方々や、つぶしたアルミ缶を伊賀のアルミ缶工場まで運ぶ「アルミ缶搬入ボランティア」の方々の協力に大変感謝している。
地域とのつながりが強いこの活動で生徒の心も育っていると思う。

24年間続けてきているアルミ缶回収活動を中心として、今年度の活動内容(以下の内容等)を継続して行う。

○伝統文化―奈良晒―
○ふるさと探究
○キャリア学習 ○進路学習 〇平和学習
○月ヶ瀬の良さ発掘 ○地域産業から学ぶ
○地域産業を見つめる ○修学旅行で学ぶ
○梅採り体験 ○梅の加工品作り
○職場体験に向けて ○職場体験 ○体験のまとめと発信
○ふるさとのよさ発信 ○月ヶ瀬の現状を知る
○月ヶ瀬の良さ発掘
○地域の人に話を聞く ○月ヶ瀬中観光戦略課を立ち上げる
○お茶について学ぶ ○梅干し販売
○体験のまとめと発信
○奈良市キャリア教育発表会
○奈良晒体験
○紅花染め作品つくり
○月ヶ瀬中観光戦略課案を発信する
○卒業製作で地域に貢献する
○学習のまとめ発表会