2019年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

文化多様性, 国際理解, 平和, 人権

本校は「多文化共生~国際社会を生きる人材の育成~」を活動テーマとして、ESDの実践を通して、多様な価値が存在する国際社会を豊かに生きる力の育成を目標とした。具体的には、①国際理解に係わる活動、②国際平和に係わる教育、③人権に係わる学習を行った。
① 国際理解に係わる活動

国際理解教育の一環として、5月に韓国のチョンラ中学校との交流を行った。1年生各クラスに韓国の中学生が5~6人ずつ入り、自己紹介やゲーム等を行った。その後、体育館で学年による交流を行い、韓国の中学生のサムルノリを鑑賞した。その後、伝統楽器の演奏の仕方などを生徒同士で教えてもらい交流を行った。9月から10月にかけて数日、インドネシアからの体験入学生を受け入れた。11月、国際交流センターで開催される多文化フェスティバルにおいて、二中はポスター展示を行い、活動を紹介した。2年生は、職場体験学習中に、展示スペースに紹介図書コーナーを作った。

② 国際平和に係わる教育

全学年対象にコリアNGOセンターからキム・カンミン(金光敏)さんを講師に招き、「多様な国籍や外国にルーツのある人たち、また多様な背景のある人たちが目標に向かって一緒に進んでいける社会を目指したい」というテーマで話をしてもらった。中学生は真剣に聞いていた。

③ 人権にかかわる学習

2年生は、職場体験学習で、福祉施設や介護施設で体験学習を行った。「職場体験を通して、人は平等であることを改めて理解した。」と感想を述べていた。1年生は、ボランティア体験を通して、人権について考える機会を持った。

来年度の活動計画

本校は「多文化共生~国際社会を生きる人材の育成~」を活動テーマとして、SDGsの実践を通して、多様な価値が存在する国際社会を豊かに生きる力の育成を目標とした。具体的には、①国際理解に係わる活動、②国際平和に係わる教育、③人権に係わる学習を行う。
① 国際理解にかかわる活動

引き続き、外国の中学生との交流を続けていく。交流先が来日する際、大阪観光庁が窓口となる。今年度は東京オリンピックが開催されるため、日常生活においても多文化共生について考える機会が多いと思われる。

JICA国際協力中学生・高校生エッセイコンテストに参加する。

② 国際平和にかかわる教育

現代の国際社会において、平和を維持するためにはどうすればよいか、生徒たちに考えさせる機会を与える。そのために、外部から講師を招き、体験をもとに講演会を企画したり、調べ学習を行う。

③ 人権にかかわる学習

ボランティア学習、職場体験学習を通して、人権について考える機会を持つ。また、貧困や虐待について学ぶために、外部から講師を招き、講演会を企画する。