2020年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

文化多様性, 国際理解, 人権, ジェンダー平等, 持続可能な生産と消費

 

本校は持続可能な社会を目指し、グローバル社会を生き抜く国際的視野を持つ生徒の育成をめざし、「違いを認め合い、多文化共生を推進する」ことを目標とした。具体的には、①文化多様性・国際理解に係わる学習、②ジェンダー平等に関する学習、③人権に係わる学習を行った。

①文化多様性・国際理解に係わる学習

本校は、毎年国際理解教育の一環として、韓国や中国など海外の中学校との交流を行っていたが、今年度は新型コロナ感染症

の影響で実施できていない。その代わりに、JICAで実際に働いていた日本の方に来ていただき、文化多様性・国際理解に係わ

る学習を行った。職種と国のうちわけは、医療(ベナン)・スポーツ(ガーナ)・理学療法(パプアニューギニア・)建築

(モロッコ)・村落開発(ガーナ)であった。生徒たちは、限られた資源を大切に使う生活習慣や、文化の違いを学習した。

セネガルの学習をした後の感想には「物が豊かな日本より、心が豊かで暮らしやすいように思った。」と書いている生徒もい

た。また、JICA国際協力中学生・高校生エッセイコンテストに参加し、学校賞をいただいた。

②ジェンダー平等に関する学習

豊中市が作成している男女平等教育啓発教材「To you」や田中一歩さんの絵本「じぶんを生きるためのるーる」を使い、ジェン

ダー平等に関する学習を行った。いろいろな性の学習では、街にあふれるトイレマークの違いや、LGBTについて学習した。

③人権にかかわる学習

SDGs17の目標を、校内のあちらこちらに掲示し、各教科でこれらの目標を意識した授業を展開した。2年生は、職業調べに

際し、福祉施設や介護施設を学習することで、人権について考える機会を持った。

来年度の活動計画

 

本校は「多文化共生~国際社会を生きる人材の育成~」を活動テーマとして、SDGsの実践を通して、多様な価値が存在する

国際社会を豊かに生きる力の育成を目標とした。具体的には、①国際理解に係わる活動、②国際平和に係わる教育、③人権に

係わる学習を行う。
① 国際理解にかかわる活動

次年度は可能であれば、外国の中学生との交流を実施する。もし難しいようなら、オンライン等を利用することを考える。

JICA国際協力中学生・高校生エッセイコンテストに参加する。

② 国際平和にかかわる教育

現代の国際社会において、平和を維持するためにはどうすればよいか、生徒たちに考えさせる機会を与える。そのために、外部から講師を招き、体験をもとに講演会を企画したり、調べ学習を行う。

③ 人権にかかわる学習

ボランティア学習、職場体験学習を通して、人権について考える機会を持つ。また、貧困や虐待について学ぶために、外部から講師を招き、講演会を企画する。