2020年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

生物多様性, 減災・防災, 気候変動, エネルギー, 環境, 文化多様性, 世界遺産・地域の文化財等, 国際理解, 平和, 人権, 福祉, 貧困, その他の関連分野

本校では、総合的な学習の時間に、1年生は「郷土愛・愛校心」と「福祉」、2年生は「防災」と「勤労観・職業観」、3年生は「SDGs」に焦点をあて、「環境、国際理解・国際交流、伝統文化、人権、平和、福祉、生物多様性」等のテーマから一つを選択し、個人追究をすすめるカリキュラムとなっている。それぞれの追究を新聞にまとめ、意見交流を通して学びを高めたり、深めたりする場として学年で交流する場を位置づけている。

また,校区清掃活動である「南部清掃隊」を伝統的に行っている。生徒会執行部が主体となり、生徒からボランティアを募り、校区清掃活動を行っている。校区内にある柱第二公園(通称なまず池)と小松神社を中心に、校区のなまず池保存会の方や地域自治会と協力して取り組んでいる

(1)総合的な学習の時間に関わる活動

コロナの影響で活動に制限があり,1年生の福祉分散学習や2年生の職業体験学習を行うことができなかったが、個人テーマをもとに学習を進めた。インターネットや図書で調べたり,来校した外部講師に質問したり,実際に体験したりすることで,問題解決的な学習を行った。一人一人が調べた内容を学級で交流を行うことで,そこで気づいたことを模造紙にまとめ,「これから行動していきたいこと」として発表した。

(2)南部清掃隊に関わる活動

第1回の活動を11月27日(金)に実施し、第2回は2月18日(木)に実施予定である。今年度は,生徒会執行部が南部清掃隊の始まった経緯や行う意義を掲示したり呼びかけしたりすることで,多くの生徒が参加しての活動となった。第1回では全校で700名に近い生徒が集まり、自分の住む校区を自分で美しくする活動に取り組んだ。側溝の掃除をするために家からスコップを持ってきたり、落ち葉を集めるためにどうすれば効率的かを考えて協力したりする姿が見られた。3年生は、なまず池や小松神社の清掃を校区の方々と一緒に行い、積極的に活動することができた。また1・2年生も普段できない清掃場所を時間いっぱい真剣に清掃することができていた。

さらに,定期的に「プチ南部清掃隊」という活動を行っている。この活動は,登校時に生徒一人一人が通学路のごみ拾いを行う活動である。南部校区をきれいにしたいという思いから,多くの生徒が参加している。

来年度の活動計画

(1)総合的な学習の時間に関わる活動

体験や交流の機会を増やし,実感のあるものにしていきたい。発信の場を子どもたちの目的に応じて広げていく。

(2)地域における体験活動(南部清掃隊)

来年度も生徒会執行部を主体に、生徒が主体的に取り組む校区清掃ボランティア活動を継続実施していく。本年度確認した活動の歴史や先輩たちの思いを受け,さらに活動を広げていけるように進めていく。