2018年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

生物多様性, 気候変動, エネルギー, 環境, 国際理解, 平和, 人権, 福祉, 減災・防災, 世界遺産・地域の文化財等, 健康

 本校では、総合的な学習の時間に、1年生は「郷土愛・愛校心」と「福祉」、2年生は「防災」と「勤労観・職業観」、3年生は「環境、国際理解・国際交流、伝統文化、人権、平和、福祉、(その他)」の6つのテーマから一つを選択し、個人追究をすすめるカリキュラムとなっている。それぞれの追究を新聞にまとめ、意見交流を通して学びを高めたり、深めたりする場として校内ポスターセッションを位置づけている。

(1)ポスターセッション
9月6日(木)と11月6日(火)に校内ポスターセッションを実施した。各自が追究したテーマをもとにグループを編成し、自分たちの考えを明確にするためにポスター作りを行った。ポスターには、追究した内容に加えて、「調べて分かったこと、考えたこと」と、「自分たちがこれからどう行動していくか」をまとめた。

これらの活動を通して、自分の考えをグループ、学級、学年、異学年・校外の大人(地域の方)で伝え合うというステップを踏んで、視野と学びの拡大をはかる。

本校では、19年前より、生徒会執行部が主体となり、生徒からボランティアを募り、「南部清掃隊」(発足当時の名称は「なまず池を清掃し隊」)として、校区清掃活動を行っている。校区内にある柱第二公園(なまず池)と小松神社を中心に、校区のなまず池保存会の方や地域自治会と協力して取り組んでいる。

(2)南部清掃隊

 本年度は7月5日(木)、11月28日(水)に実施し、2月20日(水)にも実施予定である。7月は天候不良のため、縮小した活動となった。11月は、全校で700名近い生徒が集まり、自分の住む校区を自分で美しくする活動に取り組んだ。また、生徒総会において、全校で南部清掃隊をよりよくするためにできることを考え、簡単な530活動の取り組みを定期的に行うことで、環境美化への意識を高めていくことを共通理解した。さらに、来年度、活動20周年を迎えるにあたって実施した地域の方へのインタビューから、自分たちの活動への感謝の声や地域の美化活動推進の輪の広がりに貢献していることを聞くことができ、生徒たちの活動意欲は一層高まっている。

来年度の活動計画

(1)地域における体験活動(南部清掃隊)
 来年度も生徒会執行部を中心に据えた、生徒主体の校区清掃ボランティア活動を継続実施していく。来年度は20周年の節目の年となるので、活動の歴史や先輩たちの思いをしっかりと振り返りながら、活動を広げていく。

(2)地域に学びを発信する(ポスターセッション)

 個人で追究テーマを決め、調べたり体験したりした後に新聞にまとめ、学んだことを伝え合う。その後、伝えられたことにより新たな気づきから、新たな学びに進む。学んだことを同級生だけではなく、異学年や地域に発信する。