2019年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

生物多様性, 減災・防災, 気候変動, エネルギー, 環境, 文化多様性, 世界遺産・地域の文化財等, 国際理解, 平和, 人権, 福祉, その他の関連分野

 本校では、総合的な学習の時間に、1年生は「郷土愛・愛校心」と「福祉」、2年生は「防災」と「勤労観・職業観」、3年生は「環境、国際理解・国際交流、伝統文化、人権、平和、福祉、生物多様性」等のテーマから一つを選択し、個人追究をすすめるカリキュラムとなっている。それぞれの追究を新聞にまとめ、意見交流を通して学びを高めたり、深めたりする場として校内ポスターセッションを位置づけている。

また,20年前より、「南部清掃隊」として、生徒会執行部が主体となり、生徒からボランティアを募り、校区清掃活動を行っている。校区内にある柱第二公園(通称なまず池)と小松神社を中心に、校区のなまず池保存会の方や地域自治会と協力して取り組んでいる。

(1)ポスターセッションに関わる活動
9月14日(木)に第1回ポスターセッション,11月11日(月)に第2回ポスターセッションを実施した。各自が追究したテーマをもとにグループを編成し、自分たちの考えを明確にするためにポスター作りを行った。第1回では,このポスターをもとに,自分たちの追究したことを発表し練り合った。第2回では,第1回の内容を受け,追究した内容に加えて、「調べて分かったこと、考えたこと」と、「自分たちがこれからどう行動していくか」をまとめ,それを発信した。

これらの活動を通して、自分の考えをグループで伝え合い、学級で伝え合い、学年で伝え合い、異学年・校外の大人(地域の方)で伝え合うというステップを踏んで、視野と学びの拡大をはかることができた。

(2)南部清掃隊に関わる活動

 5月24日(金)に実施し、2月21日(金)に実施予定である。第1回では全校で700名近い生徒が集まり、自分の住む校区を自分で美しくする活動に取り組んだ。プチ南部清掃隊として朝,登校時にごみ拾いを行う活動をした。本年度は,南部清掃隊20周年という節目を迎えた。そこで,11月27日(水)に記念式典を行った。記念式典では活動の歴史や先輩たちの想い,ボランティアで活動する地域の方の想いをインタビューにより確認し,これからの活動への意欲を高めることができた。

来年度の活動計画

(1)地域に学びを発信する(ポスターセッション)

 個人で追究テーマを決め、調べたり体験したりした後に新聞にまとめ、学んだことを伝え合う。その後、伝えられたことにより新たな気づきから、より深い学びに進む。学んだことを同級生だけではなく、異学年や地域に発信する。

(2)地域における体験活動(南部清掃隊)

 来年度も生徒会執行部を主体に、生徒が主体的に取り組む校区清掃ボランティア活動を継続実施していく。本年度確認した活動の歴史や先輩たちの思いを受け,さらに活動を広げていけるように進めていく。