2018年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

環境, 福祉, 減災・防災, 健康, グローバル・シチズンシップ教育(GCED)

本校は、「社会の変化に対応し,知・徳・体の調和のとれた個性の輝く子どもの育成」を学校理念として、ESDを持続可能な社会づくりに必要な価値観や能力・態度の習得の場と捉え、ESDの実践を通して他者とコミュニケーションをし,地域に愛着をもち学び続ける力の育成を目標とした。

具体的には、減災・防災、環境、福祉を柱に、①校区防災マップ作り活動、②市電と環境③お年寄りとの交流学習を行った。

① 減災・防災に係わる活動

6月の「旭・学校いのちの日」に校区の総代さん,保護者,児童が一緒になって町内ごとに集まり,本校の体育館で話し合いを行った。大きな災害が起こった時に第1避難所となる施設の場所や町内の危険箇所,安全な場所について教え合い,確認をしあった。

その後,親子で下校をしながら通学路の危険個所を地図に記入した。そして,書かれたものを集め,5年生が総合的な学習の時間に「防災のまちづくり」をテーマに校区地図にまとめ,掲示をした。

② 環境に係わる活動

4年生の総合的な時間に「われら市電探検隊」と題し,校区を通る市電について学習を行った。まず,インターネットで調べたり,鉄道会社の方に来ていただいて歴史やひみつについて話を伺ったりした。その後,運行指令を出す営業所や車両基地のある赤岩口車庫へ市電に乗って出かけ,実際に働いている人の様子を見学した。市電は,多くの人を一度に運ぶことができ,排気ガスが出ないので,環境に優しい乗り物であることに気がつくことができた。そして,これからも校区を走る市電を大切にしたいという思いをもつことができた。

また,見学時には,近隣の小学校と一緒に行い,交流を深めることができた。

③ 福祉に係わる活動

1年生が校区内にある福祉施設「あいトピア」に出かけ,校区のお年寄りの方と一緒に,歌を歌ったり手話をしたりしながら交流を行った。おじいちゃん,おばあちゃんから,歌や手遊びを教えてもらえ,お年寄りと楽しく交流することができた。

12月には,2年生が同施設で行われた「豊橋介護予防会」に参加をした。「豊橋とんとん踊り」を舞台で披露し,お年寄りの方と一緒に踊った。

3年生は,同じく校区内にある障害者福祉施設「さくらピア」を見学し,訪問さえる方がより良く過ごせるための設備や行事について調べ,模造紙にまとめて互いに発表をした。

来年度の活動計画

○減災・防災に係わる活動

 市の防災管理課と連携し,校区の防災マップ作りを行う。

○環境に係わる活動

 4年生では,環境についての学習を市電からさらに広げ,身近な環境問題に目を向けて学習を行っていく。

○福祉に係わる活動

「1年 お年寄りとの交流会」

「3年 町の中のバリヤフリー」

引き続き,校区内にある「あいトピア」「さくらピア」と関わりをもつと共に,自分たちも助けられている通学路や家の近くにあるバリヤフリーに目を向けさせ,住みよい町にするための工夫を考えさせていく。