2021年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

減災・防災, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 平和, 福祉

本年度、全学年で生活科や総合的な学習の時間をつかって、地域の「人・もの・こと」について学び、校区のよさを感じてきました。そこで学んだことを「あさひ大好き、自分大好き」をテーマにした「あさひっ子発表会」で保護者や地域の方に発信をしました。下記は、活動の概要です。旭小学校では,校区の特色を生かしてESDの活動をすすめ,地域に愛着をもち学び続ける力を育てています。

 Let’s go 旭リサーチ隊 (3年生)

旭校区は、長年続いている「三八の市」、総合福祉センター(あいトピア)や障害者福祉会館(さくらピア)があり、様々な人が行き来しています。3年生は,「Let’s go 旭リサーチ隊」をテーマに校区の店、神社、福祉施設等を見学し、それぞれの工夫やよさについて調べました。福祉体験では、実際に車椅子に乗ったり、お年寄りや目の不自由な方の不便さがわかる器具を装着したりして、移動の大変さを実感しました。また、補助の仕方や手助けの方法を学びました。子どもたちは、「優しい町」である旭校区の一員として、「笑顔で挨拶をし、声をかけて助けていけるようにしていきたい。」との思いをもちました。

② 守れ!自分の命 みんなの命 (5年生)

旭校区は、豊橋市の想定する南海トラフ地震の家屋被害予想調査結果で、全壊・焼失率86%という高い数値が出ています。そこで、子どもたちは地震への備え方、起きてしまった後の過ごし方について講師を招いて学んだり、調べたりしました。また、通学路を歩いて危険箇所等を調べ、地図に落として「校区の防災マップ」を作りました。「あさひっ子発表会」では、学んだことから地震時の災害を少なくするための手立てを参観者に呼びかけると共に地域のつながりの大切さを訴えました。

③ 自分たちにできる平和って何だろう   (6年生)

地域に在住している戦争体験者の話を聞いたり、ユネスコ協会の方と戦争遺跡である豊橋公園の見学をしたりすることで、戦争時に多くの方が大変な思いをしたことを知りました。そして、そのおかげで今の平和があることを実感をしました。そして、地域を主体的に知り、地域の行事に参加することなど、身近な人とのかかわりが平和につながることを理解して、これからも地域を大切にしていきたいとの思いを高めました。

 

 

来年度の活動計画

○福祉に係わる活動(3年)

校区にある総合福祉センター(あいトピア)や障害者福祉会館(さくらピア)等の福祉施設等を見学し、みんながくらしやすくするための工夫やよさについて調べる。また,実際に車椅子に乗ったり、お年寄りや目の不自由な方の不便さがわかる器具を装着したりして、移動の大変さを実感させる。また、補助の仕方や手助けの方法を学ぶ福祉体験活動を行う。

〇減災・防災に係わる活動(5年)

市の防災管理課と連携し,校区の防災マップ作りを行う。通学路の危険個所などを実際に歩いて確認をする。

○平和に係わる活動(6年)

6年生では,戦争体験者から話を聞いたり,軍用地跡の見学をして,当時の様子を想像させたりすることで,平和の大切さを実感できる学習に取り組んでいく。