2022年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

生物多様性, 気候変動, エネルギー, 環境, 文化多様性, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 国際理解, ジェンダー平等, 持続可能な生産と消費, 健康, グローバル・シチズンシップ教育(GCED)

SSH指定校としてII期に入り、未来創造プロジェクト(総合学習)におけるSDGs達成のための研究とESDの実践を継続し、県内外でこれらをシェアする機会を増やしてきた。2022年度はコロナの影響はあったが、ACCUのネットワークのお陰で交流してきたマレーシアとタイの中等学校と、国内から静岡北高校、一関第一高校、横手高校、安積高校、米沢興譲館高校、山形東高校、鶴岡南高校、酒田東高校が参加し、総合学習やSDGsの学習を通じて研究したことを英語で発表するSTART2022(Study Assembly of Research at Touohgakkan)をオンラインと対面のハイブリッド方式で、7月に主催した。マレーシアのSMKAコタキナバル校は、マレーシアにおけるイスラム教の発展の歴史について発表し、国境を超えた多様性の理解につながった。また、本校の中学ではSDGsに関連する新聞を紹介する掲示を行い、高校でも主に英語の授業内でSDGsに関する学習およびプレゼンテーションを行っていユニクロの「服のチカラ・プロジェクト」に継続して協力した。また、本校のユネスコスクールとしての最大の活動である未来創造プロジェクトでは、SSHの学校設定科目である総合探究において、中学生と高校生それぞれにSDGsを中心にして年間を通じて探究活動を実施し、毎年実施している成果発表会を2月に実施し、その中から台湾の高校と山形県の高校がSDGsに関する研究発表をするグローバル・サミットで発表したり、日本地理学会2023年春季学術大会高校生ポスターセッション理事長賞を受賞した街と文化の持続に関する研究なども輩出することができた。

来年度の活動計画

2023年度は引き続き未来創造プロジェクトを中心にSDGsに関する研究を継続し、校内で行われる発表会だけでなく、東北地区のユネスコスクール・ブロック大会に出場するなど発表の場を増やしていく計画である。また、2022年度に行われたSTARTも海外の学校を増やし、充実したものにしていく予定である。