2022年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

生物多様性, 海洋, 減災・防災, エネルギー, 環境, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 国際理解, 人権, ジェンダー平等, 持続可能な生産と消費, 貧困, ジオパーク

本校は、SGHネットワーク参加校として「地域・世界とつながり新しい価値を創造するグローバル・リーダーの育成」、SSH指定校として「学際融合型プログラムによる幅広い科学的素養の育成と新時代を創造するリーダーの養成」、三菱みらい育成財団プログラム校として「鳥取県、ラオスにおける水問題をテーマとする文理融合型探究学習」を活動テーマに、ユネスコスクールが重点的に取り組む3つの分野を通して持続可能性コンピテンシー及びグローバル・コンピテンシーの育成を目標とした。グローバル教育、サイエンス教育、課題研究を主軸とする研究開発を組み合わせ、国際理解教育及びESDに体系的に取り組んだ。

ESDの取組として、鳥取県の地下資源や過疎地域における地域づくりやグリーンツーリズムに関する研修、西表島における海洋ゴミやマングローブの調査、大分県での伝統的工芸品の継承に関する調査を実施し、地球市民の育成や伝統的工芸品の保護等文化の多様性や文化遺産を大切にするマインドを醸成した。地域の防災・減災について、関係機関と連携して災害に強い街づくりを目指す取組を実施、特に課題研究を通じて防災・減災の課題を追究する学びを進め、学校安全総合支援事業において「世界津波の日2022高校生サミット」「多賀城高等学校等の東北被災地訪問」を実施した。国際理解教育に関する取組として、バーモント州の高校との学術交流、ハワイ州の教育機関と連携した海外オンライン研修、WWLコンソーシアム協力校として世界の諸課題を学ぶオンライン授業に参加した。科学オリンピックをはじめとする様々なコンテストにも参加し日本代表として国際大会に出場するなど優秀な成績を収めた。日本遺産である『日本海の風が生んだ絶景と秘境-幸せを呼ぶ霊獣・麒麟が舞う大地「因幡・但馬」』に関する研究を進め、世界ジオパークである山陰海岸を舞台とする観光プランを作成した。

来年度の活動計画

SGHネットワーク参加校、SSH指定校、三菱みらい育成財団プログラム校としての取組を継続し、持続可能性コンピテンシー及びグローバル・コンピテンシーの育成を目標として、グローバル教育、サイエンス教育、課題研究を主軸とする研究開発を組み合わせ、国際理解教育及びESDに体系的に取り組む。

ESDの取組として、鳥取県内の地域づくりに関する研修、海外での生態系や水資源等に関する調査を実施し、地球市民の育成や文化遺産の保護を図る取組に挑戦する。防災・減災についても関係機関と連携して災害に強い街づくりを目指す取組を実施する。国際理解教育に関する取組として、バーモント州の高校との学術交流、WWLコンソーシアム協力校として世界の諸課題を学ぶオンライン授業を行う。