2019年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

減災・防災, 国際理解

本校は,「共に生きていく社会」を活動テーマとして,問題解決能力,他者と協力する態度,コミュニケーション能力,実践力の育成を中心に据え,ESDの実践を通して自ら進んで考える力を付けてきた。
具体的には、「防災教育」と「国際理解教育」を柱に,防災訓練に係わる活動,防災教育に関わる学習,ワールドフェスティバルに関わる活動を行った。
1 防災訓練に関わる活動
 防災訓練に関わる活動は,下記の通りである。
〇避難訓練(地震・火災想定・年4回)
〇集団登下校訓練(年2回ずつ)
〇引き渡し訓練(年1回・6月)
〇緊急放送訓練(毎月1回実施,業間休みなど)
2 防災教育に係わる学習
 防災教育に係わる主な学習内容については,教科横断的に学習を展開している。主な内容は下記の通りである。
  〇自己の安全確保
1年:学校の行き帰り(学活)
   2年:安全な登下校(学活)
3年:避難訓練について(学活)
   4年:避難訓練について(学活)
5年:心の健康(体育)
6年:地震への対応について(学活)
〇災害発生のメカニズム
4年:わたしたちの県(社会)
5年:天気の変化(理科)
6年:大地のつくりと変化(理科)
〇地域防災体制について
1年:学校たんけん(生活科)
2年:まちたんけん(生活科)
3年:富谷市を知ろう(社会)
4年:くらしをまもる(社会)
5年:災害からくらしをまもる(社会)
3 ワールドフェスティバルに係わる活動
〇6月の活動
 5人一組の児童グループが,体育館に設置された外国人講師7人による7か国のブースを回り,協力して〇×問題にチャレンジする。正解すると講師からシールがもらえるので,それをワークシートに貼る。〇×問題を通して,各国の文化・習慣・食べ物・小学校の様子・民族衣装などについて知り,楽しみながらそれぞれの国について理解したり,興味をもったりする。
〇12月の活動
事前に準備した自己紹介ボードを持ち,7人の留学生の所を回って英語で自己紹介をする。自己紹介の後,可能であれば簡単な英語での質問をする。留学生は自己紹介を聞いてコメントしたり,褒めたり,質問したりする。自己紹介ができたら,その留学生と話した印に,ボードの後ろにサインをもらう。

来年度の活動計画

〇防災教育関連
東日本大震災の記憶がほとんどない児童が多くなっていることを踏まえ,防災教育の中に,「自己の安全確保」,「災害発生のメカニズム」,「地域防災体制の理解」に加え,地域安全にも貢献しようとする心を培うために,災害に遭った際の「公共性・社会性・リーダー性」を育む内容も入れていく。中学校や地域との連携についても探っていく。
〇国際理解教育
「ワールドフェスティバル」は来年度以降も継続していく。また,内容の充実を図り,外国語活動の学習として取り扱うことも検討する。