2021年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

環境, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 国際理解, 人権, 健康

【キャッチフレーズ】

奈良を識(し)ろう。視(み)よう。学ぼう。そして、未来へつなごう。

【ねらい】

様々な感動体験の中で、生命の尊重と共に文化や歴史・物や事を守っていったり、語り伝えたりながら、さらに次へとつなぎ発展できるように自分なりに考え、判断し、行動しようとする力をつける。

【内容】

  • 奈良の天然記念物の鹿の魅力や保護について学び、人と鹿が共存する地域社会になるため環境について識る。(奈良の鹿愛護会から話を聞く)
  • 鹿にとって快適な保護環境について視て、学ぶ。(鹿苑の見学・ドングリ拾い等)

【実践】

11月4日に近隣の公園に行きドングリ拾いに行く。「鹿さん喜ぶかな」「おいしそうなドングリをたくさん拾って持って行こう」と鹿に会いに行くのを楽しみに拾っていた。園で計量したら29kgあったので、「早く鹿に会いたい。持って行きたい」と子ども達は大喜びしていた。

12月7日はあいにくの雨で、小雨ならば鹿寄せがあったが雨風が強く中止となった。子ども達と一緒に、地域コーディネーター、学校評議員、教育大学の学生と先生たちと一緒に奈良公園にある鹿苑にドングリを持って行った。ドングリの多さに保護活動を行うスタッフのかたもびっくりされ、子ども達も嬉しそうにやや自慢げであった。鹿苑では、スタッフの方が、鹿の生態や生活、どのように人と鹿が共存していかなければならないのかをクイズ形式に話してくださったり、鹿寄せのホルンを見せてくださった。鹿苑にいる鹿の様子などを見たり、餌をあげたりして鹿にとても興味をもち、帰りに鹿に出会うと「鹿さーん。バイバイ」という子もいて、行く時に鹿を見て怖がっていた子も声をかけたり、側に寄ったりしていた。

来年度の活動計画

世界・地域遺産や伝統行事、自分たちの住んでいる町探索をしながら、識ったり、視たり、学んだりする。また、体験したことや感じたことを周りの人達に伝える方法を考えていきたい。

先代の意思をしっかり持ち、夢と希望を持ちながら次につなげていくためには、何をしなければならないか主体的に考え、行動できる子にしていきたい。

鹿がゴミなどを食べて死んだり、病気になったりしている様子を見て「ゴミを出さない。汚さない」「物を大切にする。もったいないことをしない」と色々な意見をだしていた。

自分たちの住んでいる場所探検をしながら、ゴミ拾いをしたり、親子で花植えをしたりして住みやすい環境をみんなでつくっていきたい。