2019年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

環境, 世界遺産・地域の文化財等, 国際理解

幼稚園で様々な活動を通して持続可能な社会を形成する担い手を育てることを目指している。
①環境教育・世界遺産や地域文化財等に関わる活動「菜の花プロジェクトを通して」
 NPOの方や地域、保護者の方と一緒に菜の花を栽培・収穫・乾燥させた後、種を落としとうみでさややごみを取り除き、種の油絞りをした。菜種油が食用油や車が動くことを知り、CO2削減になることや油粕は肥料になり、無駄なく循環していくことで環境問題やエコについても考えるきっかけとなった。また、とうみを開発した先代の知恵のすごさに驚いた。
 9月には奈良の世界遺産である唐招提寺に行き、菜種油を灯明として使っていただいたことで、本物を見る感動体験を味わった。
②国際理解に関わる活動「茶道教室」「剣道教室」「みんなでABC」
 地域の方の協力を得て、日本の伝統文化の茶道・剣道を学ぶ。親子で体験しながら礼儀作法やおもてなしの心、茶道道具や剣道道具を知り学ぶことができた。相手の立場になって行動することや自分で自分の身を守ることの大切さも学んだ。
 また、外国の方と楽しく英語を聴いたり、話したりできる機会が持てたことで外国を知り、物おじせず積極的に人とコミュニケーションが図れるようになった。

来年度の活動計画

引き続き、「菜の花プロジェクト」を実施し、より一層、たくさんの方と一緒に行い、環境教育の必要さを広めていきたい。また、奈良の世界遺産や地域遺産と共に文化遺産に触れ、本物に出合うことで「すごい」と感動し、奈良の良さを感じ、自分の住んでいる町や自分を大切にするのではないだろうかと考えている。
 特に、奈良の伝統文化である【鹿寄せ】に行きたいと考えている。園外保育で拾ったドングリを持って、ホルンを聴いたり、たくさんの鹿が集まってくる様子を見に行く計画を立案している。