2022年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

生物多様性, 海洋, 減災・防災, 気候変動, エネルギー, 環境, 文化多様性, 国際理解, 平和, 人権, ジェンダー平等, 福祉, 持続可能な生産と消費, 健康, 食育, 貧困

「届けよう,服のチカラプロジェクト」箱詰め作業の様子

本校は,「環境」,「防災」,「経済・人権」,「国際交流」の4つのプロジェクトを中心の活動テーマとして,ESDをこれからの地域及び国際社会で生き抜くための必須の学習と捉え,その学習を通して,グローバルな視点を養い,主体的に学び,多面的・総合的・客観的に分析し,問題解決のために実践に移す力を育成することを目標としている。

具体的には,専門家による講演会,ディベート及び課題研究,国際交流活動を柱に,①SDGsに係わる学習,②防災に係わる学習,③国際理解に係わる学習,④持続可能な消費に係わる学習を行った。

○中学校の活動

①に係わる学習

2年生が,2月にESDの学習結果の発表として中1生に対してポスター発表を行う予定である。3月に高校2年生のESD・SDGs課題研究と合同発表会を行う予定である。世界や日本の課題を調べ,地球環境を守りながらも発展する提案を考えていく。

3年生がリサーチ&レポートの授業で,興味関心に応じた個人での調べ学習及び発表を2月に行う予定である。

②に係わる学習

1年生が郷土の良さを知り,南海トラフ巨大地震に備える心構えを身につける学習を行った。

○高校の活動

①,③,④に係わる学習

7月に高校1・2年生対象にSDGs講演会をオンラインで実施した。演題は「SDGsって何だろう(エシカル消費を含む)」。講師は,加渡いづみ 氏(四国大学短期大学部教授)。

7月に「地産地消」の実習で,希望者が貝殻のストラップ,フルーツ寒天作りを行った。

7月から10月にかけて,事前のDVD視聴の後,ユニクロ・GU主催「届けよう,服のチカラプロジェクト」を行った。回収できた子供服は, 今年は段ボール7箱分であった。

12月に高校1・2年生対象にSDGsに関連したサイエンスセミナー講演会をオンラインで実施した。演題は「私たちの生活を豊かにするエネルギー~ジブンゴトとして考える~」。講師は小川順子 氏(日本エネルギー経済研究所 環境ユニット研究主幹)。

1月に「書き損じハガキ・キャンペーン2023」(日本ユネスコ協会主催)に応じて,世界ユネスコ寺子屋運動への協力として約25枚のハガキを送った。

2月にESDに関連するテーマでディベートチャンピオンシップを1年生が実施する予定である。

2月に国際交流に関する出張講義を行う予定である。

3月に高校2年生が「ESD・SDGs課題研究」発表会を中学校2年生と合同で行う予定である。

②に係わる学習

毎学期,南海トラフ巨大地震に備える避難訓練を行った。

7月に地域の避難経路の清掃を行った。

9月に文化祭で防災についての啓発展示(ポスター・書道・レポート)を行った。

来年度の活動計画

今年度は新型コロナの行動制限が少し緩和されたため,昨年度よりはユネスコスクールに関連する活動・学習はできたように思う。次年度は他校の活動も参考にしながら,より積極的に活動に取り組み,深化,発展させることができるようにしたい。また,GUが主催する「届けよう,服のチカラプロジェクト」の活動は今後も継続していきたい。ゴミの分別を通じての資源のリサイクル活動は,より積極的に進めていきたい。今年度もあまりできなかった国際交流活動も次年度はより一層活発にすることをめざしたい。英語を使用しての交流活動は高校の英語研究部を中心として行う。国内のユネスコスクールの学校との交流活動が開始できるようにしたい。