2021年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

生物多様性, 海洋, 減災・防災, 気候変動, エネルギー, 環境, 文化多様性, 国際理解, 平和, 人権, ジェンダー平等, 福祉, 持続可能な生産と消費, 健康, 食育, 貧困

「服のチカラプロジェクト」事前の動画視聴

本校は,「環境」,「防災」,「経済・人権」,「国際交流」の4つプロジェクトを中心の活動テーマとして,ESDをこれからの地域及び国際社会で生き抜くための必須の学習と捉え,その学習を通して,グローバルな視点を養い,主体的に学び,多面的・総合的・客観的に分析し,問題解決のために実践に移す力を育成することを目標としている。
具体的には,専門家による講演会,ディベート及び課題研究,国際交流活動を柱に,①SDGsに係わる学習,②防災に係わる学習,③国際理解に係わる学習,④持続可能な消費に係わる学習を行った。今年も昨年同様に新型コロナの影響で授業時間確保を最優先したため,例年ほど時間がとれなかった。また,規模も縮小し,講演会はZoomを使ったオンラインでのものが多くなった。

○中学校の活動

①に係わる学習

  • 2年生が,12月にESDの学習結果の発表として,体育館で中1生に対してポスター発表を行った。また,2月に高校2年生のESD・SDGs課題研究と合同発表会を行う予定である。ポスター発表形式で世界や日本の課題を調べ,地球環境を守りながらも発展する提案を考えていく。
  • 3年生がリサーチ&レポートの授業で,興味関心に応じた個人での調べ学習及び発表を2月に行う予定である。

②に係わる学習

  • 1年生が郷土の良さを知り,南海トラフ巨大地震に備える心構えを身につける学習を行った。

○高校の活動

①,③,④に係わる学習

  • 7月から9月にかけて,ユニクロ・GU主催「届けよう,服のチカラプロジェクト」を行った。回収できた子供服は今年は段ボール2箱分にとどまった。集めた子供服は,本部を通じて難民キャンプに向けて送ることができた。
  • 9月に文化祭で「ESD・SDGs展」として各クラスのESD委員の協力のもと,昨年度の「ESD・SDGs課題研究」のポスター展示を行った。
  • 9月にJICA主催の「国際協力中学生・高校生エッセイコンテスト」に高校1・2年生の希望者が応募し,1年生の1名が四国センター所長賞を受賞した。
  • 12月にESDに関連するテーマでディベートチャンピオンシップを1年生が体育館で実施した。
  • 1月に「書き損じハガキ・キャンペーン2022」(日本ユネスコ協会主催)に応じて,世界ユネスコ寺子屋運動への協力として約50枚のハガキを送った。
  • 2月にオンラインで高校1年生対象にSDGs講演会をオンラインで実施する予定。演題は昨年度と同様に「SDGsって何だろう(エシカル消費を含む)」。講師は,加渡いづみ 氏(四国大学短期大学部教授)
  • 2月に高校2年生が「ESD・SDGs課題研究」ポスター発表会を中学校2年生と合同で体育館で行う予定である。

②に係わる学習

  • 毎学期,南海トラフ巨大地震に備える避難訓練を行った。

 

来年度の活動計画

今年度も新型コロナの影響で学校行事をできるだけ減らしたため,ユネスコスクールに関連する行事・学習は例年に比べあまりできなかった。次年度は精選した上で効果的なものを実施し,深化,発展させることができるように取り組みたい。また,GUが主催する「届けよう,服のチカラプロジェクト」の活動を今後も継続していきたい。また,さらに意識を高める活動について,あまり負担が大きくならない範囲で進めていきたい。今年度もほとんどできなかった国際交流活動も次年度はZoom等を活用することで,より一層活発にすることをめざしたい。3年前に始めたタイの「 Muangkrabi School」との交流活動は再開できたが,さらに進展できるよう取り組む。英語を使用しての交流活動は高校の英語研究部を中心として行う。今年度できなかった国内のユネスコスクールの学校との交流活動が開始できるようにしたい。