2018年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

減災・防災, 気候変動, エネルギー, 環境, 国際理解, 持続可能な生産と消費, 貧困

本校は,「環境」,「防災」,「経済・人権」,「国際交流」の4つプロジェクトを中心の活動テーマとして,ESDをこれからの地域及び国際社会で生き抜くための必須の学習と捉え,その学習を通して,グローバルな視点を養い,主体的に学び,多面的・総合的・客観的に分析し,問題解決のために実践に移す力を育成することを目標とした。

具体的には,専門家による講演会,ディベート及び課題研究,国際交流活動を柱に,①SDGsに係わる学習,②防災に係わる学習,③国際理解に係わる学習,④持続可能な消費に係わる学習を行った。

○中学校の活動

①に係わる学習

・2年生が,2月にESD課題研究発表会を高校生と合同で行う予定。ポスター発表形式で世界や日本の課題を調べ,地球環境を守りながらも発展する提案を考えていく。

②に係わる学習

・1年生が郷土の良さを知り,南海地震に備える心構えを身につける学習を行った。

③に係わる学習

・オーストラリア姉妹校,アルフレッドディーキンハイスクール(AD)との交流 を行った。

○高校の活動

①,④に係わる学習

・5月に第一回ESD講演(中高合同)を実施した。演題は「ESDSDGsと国際協力」。講師は,笠井誉子氏(ホワイトリボンラン徳島実行委員会),菅未帆氏(外務省NGO相談員),森紗綾香氏(四国EPO)。                                                                          

・9月 に学校祭でESD展を開催。関連するポスター(56件)を掲示。また,地産地消のシフォンケーキ販売,フェアトレード商品等展示を行った。

1月にはESDに関連してディベートチャンピオンシップを1年生が実施。

2月にはESDに関連する課題研究の口頭・ポスター発表(約50件)を2年生が中学2年生と合同で実施予定。

②に係わる学習

9月末に第二回ESD講演会(中高合同)を行った。演題は「津波常襲地域における災害伝承と文化形成について」,講師は山内宏泰氏(宮城県リアス・アーク美術館副館長)。

③に係わる学習                                

  ・10月に異文化交流会として四国大学留学生5名(出身国:インド,ベトナム,・中国)との交流会を実施。11月には「EUがあなたの学校にやってくる」の講演会を実施。講師はゲディミナス・バルブオリス氏(駐日リトアニア共和国全権大使)。EUの成り立ちやその意義,リトアニアに関することなどを英語(通訳付き)で講演。放課後に座談会も行った。

④に係わる学習

・11月に1年生対象に「エシカル消費講演会」を実施。講師は坂本有芳氏(鳴門教育大学准教授)。演題は 「エシカル消費が求められる背景と私たちにできること」。

来年度の活動計画

基本的には今年度行った行事・学習を実施し,これをさらに深化,発展させることができるように取り組む。また,GUが行っている「服のちから」の活動への参加に向けて中高で調整を行う。さらに,国際交流活動をより一層活発にするため,海外の高校とメール等による交流が開始できるよう取り組む。韓国・台湾の高校生との交流を7月に予定している。英語を使用しての交流活動は高校の英語研究部を中心として行う。国内のユネスコスクールの学校との交流活動が開始できるよう計画する予定である。