2020年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

文化多様性, 国際理解, グローバル・シチズンシップ教育(GCED)

2020年度は新型コロナウイルスの感染拡大のために、例年に比べて活動はかなり限られていた。海外からの留学生の受け入れや派遣はできなかった。シンガポールへの海外研修旅行も中止になった。それに伴う事前研修もできなかった。また、インターアクトクラブの活動は、2月末の「緊急事態宣言」以降、ほぼ完全に止まっている。実際に取り組んだこと、取り組もうとして実施予定日直前まで準備していたことを報告する。

① 地元の文化・歴史についての調査およびWEB発表

「日本と世界が出会うまち・堺2020年」に参加した。これは2013年から堺市と大阪大学が主催し、2018年からは堺ユネスコ協会が協力して実施されている。国際交流の舞台としての堺に注目して調べ、発表するというもので、本校は第1回から毎年参加している。2020年度は高校2年生と中学2年生がチームをつくり、千利休と茶の湯について調べた。感染拡大を防ぐため会場実施ができなくなり、例年とは形を変えて、WEB発表の形で実施することになった。生徒たちは、「堺・利晶の杜」を訪ね、そこで茶道を担当している堺ユネスコ協会の会員からいろいろと教えてもらうなどして、パワーポイントを仕上げ、ZOOMで発表することができた。参加生徒たちは、堺が誇る伝統文化について詳しくなったばかりでなく、ZOOMやWEB発表についての技術も身につけることができた。情報発信力を獲得したといえる。

② 海外民族衣装についての調査と文化祭でのWEB発表

ユネスコ部・インターアクトクラブの生徒が中心となって、東アジア・東南アジア・南アジア・西アジア・北アフリカの民族衣装について調べた。文化祭でWEB発表をするために準備を進めた。堺市在日外国人教育研究会から、上記地域・国々の民族衣装をお借りして試着の上動画も作成する段取りになっていた。しかし、文化祭本番の2週間前に文化祭そのものが中止になったため、動画作成はできなかったし、発表もできなかった。

 

 

 

 

 

 

 

来年度の活動計画

インターアクトクラブの活動を再開する。国際交流親睦会、リーダーシップフォーラム、海外研修など。

大阪府下のユネスコスクールの取り組みとして、気仙沼ボランティアに参加、ワン・ワールド・フェスティバル for youth に参加する。

本校留学生と交流する。

「日本と世界が出会うまち・堺」に参加する。

全国高校模擬国連大会にチャレンジする。

以上の活動により、SDGsについての学びを深める。