2022年度活動報告
本年度の活動内容
環境, 福祉, 持続可能な生産と消費, 食育, 貧困
本校は第2学年の生徒を中心に、昨年度の取組を持続可能なものにすることを活動テーマとして、生徒ができる
ことを考えました。また、昨年度よりもさらに地域と自分たちの活動をつなげることを目標
としました。
1.昨年度の経験を生せる活動を考える。
生徒が本校で昨年度実施した取組から身に付けたことを持ち寄り、本年度できることはなにかを考え、学校菜園で収穫した農作物を地域に還元する取組を実施しました。
収穫した農作物は学校に来校する保護者や地域の方々に向けて
販売しました。その際、レシピを書いて渡すなど昨年度の取組を生かしたアイデアを実施することができました。また、農作物を寄付して地域の子ども食堂で使っていただいたり、高齢者施設でも使っていただいたりするなど福祉にもつなげることができました。さらには近隣の飲食店で、実際に販売されるメニューとして学校の農作物を使用していただくこともありました。
2.持続可能な活動にする。
道徳の授業を受け、小学生と地域清掃を実施しました。そこで地域を美化するだけでなく、集めた落葉をコンポストで堆肥にして活用する持続可能な取組にしました。植物を育てるサイクルと、校種を超えて活動を続けていけるという持続可能を目指しました。
3.共に生きることを学ぶ
ユネスコスクールの学びの4本柱の1つである、「共に生きることを学ぶ」を本年度の活動を通して生徒
が主体
的に考えることができました。地域に住む人々や、小学生との直接の交流を通して、協力して取り組むことや相手を尊重することなどについて振り返る生徒が見られました。
この他、第1学年を中心にゴーヤでつくるグリーンカーテン、障がい者理解を目的とし、近隣の都立特別支援学校とのボッチャやマラソン大会を通した交流活動を実施しました。
来年度の活動計画
1.学校と地域をつなぐ取組
2021年度22年度実施した学校菜園を活用した取組のように、生徒の活動と地域がつながる取組を実施します。「共に生きることを学ぶ」をテーマに中学生の生徒が地域にできることを考え、取り組みます。
2.ゴーヤのカーテン(SDGs関連ナンバー:7.11.17)
秋から冬にかけての地域清掃で集めた枯れ葉を堆肥にしたものを活用し、ゴーヤ栽培とグリーンカーテン作りを実施します。カーテンは夏の日差しを遮り、冷房の温度設定を高く保つのに役立てます。また、本年度は新型コロナウイルス感染症拡大の影響や天候の問題で取り組めずにいた、余った苗を5月末の体育祭で観覧に来た保護者、地域の方に無料配布する取組も行います。
3.障害者理解<共生社会の実現を目指して>(SDGs関連ナンバー:3、10、11)
近隣の都立特別支援学校とのボッチャ交流やマラソン大会等の交流を通して、障害を持つ者ともたない者が、自然な形でともに肩を寄せ合い生活できる共生社会を目指していきます。